資源大国への挑戦
2020-04-01 07:00:10

日本を資源大国に!新たな国産資源活用事業の背後にある情熱

日本を資源大国に!新たな国産資源活用事業の背後にある情熱



近年、日本における資源不足が問題視されていますが、アンヴァール株式会社の「日本を資源大国に!」構想は、新たな資源の確保に向けた大胆な取り組みを実現しようとしています。この構想では、海水からのマグネシウムやリチウムの採取、二酸化炭素の回収と資源化、そして地下におけるグリーン水素・グリーンメタンの生産を通じて、未利用の資源を活用する事業が示されています。

このプロジェクトの基盤には、日本が世界第6位の専有海洋水域を持ち、豊富な地下水資源にも恵まれているという事実があります。これらのリソースと、国内の優れた科学技術を掛け合わせることで新たな資源を生み出すことが可能とされています。

実際、アンヴァール株式会社は2019年に海水からマグネシウムを効率よく回収する方法を特許出願し、同年には地下でグリーンメタンと水素を生成する技術も特許化しました。これに加えて、2020年には新たなアプローチの特許出願が計画されているとのことです。さらに、宇宙関連分野への進出も視野に入れており、その活動は多岐にわたります。

なぜこのような事業に取り組むのか?その背景には、創業者である櫻井重利氏の強い信念があります。彼は、ヤマハ発動機を早期退職後にアンヴァール株式会社を立ち上げました。当初から環境やエネルギー問題に注目し事業を展開してきた彼は、2012年に慢性骨髄性白血病(CML)を発症したことを機に、目先の利益から脱却し、未来に役立つ技術の実用化を目指す方向にシフトしました。

この理念をもとに「日本を資源大国に!」構想が生まれたといいます。彼は、20年後や50年後の世代にとっても意義のある取り組みを進めることの重要性を感じ、日々努力を続けています。実際に、2019年には横河電機との共同提案により、日本財団とスコットランド開発公社の助成プログラムに採択されています。このプログラムでは、海洋資源を活かす経済成長を目指す「ブルーエコノミー」に関連する研究が行われ、二酸化炭素の資源化・固定化に注力しています。

社名「アンヴァール」は、アイルランドのケルト神話に登場する白馬の名前に由来しています。この神話に描かれるように、自然と調和して共生することが志されており、環境とエネルギーの分野での成功を願っています。

アンヴァール株式会社は、これからどのような新たな資源を開発し、引いては日本を資源大国にしていくのか。彼らの挑戦から目が離せません。

会社概要


  • - 会社名: アンヴァール株式会社
  • - 所在地: 静岡県浜松市
  • - 代表者: 代表取締役社長 櫻井重利
  • - 設立: 2004年12月13日
  • - 事業内容: 資源・エネルギーに関する研究および事業化
  • - 公式サイト: www.aonbarr.co.jp

会社情報

会社名
アンヴァール株式会社
住所
静岡県浜松市中区中島2-29-5リバティ中島壱番館301
電話番号
053-461-0126

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