オンライン詐欺が勢いを増す今、気を付けるべきポイント
近年、インターネット詐欺が増加傾向にあり、特に「三井住友カード」と「三菱UFJ銀行」を狙ったフィッシングサイトが目立つ状況です。2024年7月度のインターネット詐欺リポートによると、これらのフィッシングサイトの報告数が高止まりしています。この背景には、注意を引くような内容でログイン情報を詐取しようとする様々な手法があります。
フィッシングサイト急増の実態
7月に入っても、三井住友カードと三菱UFJ銀行のフィッシングサイトは依然として高い報告数を示しています。「不審な取引が確認された」などのメッセージで利用者の不安を煽り、その隙を突いてログイン情報や個人情報を奪おうとする手口が増えてきています。また、6月からは「えきねっと」のフィッシングサイトも増加しており、特に帰省シーズンを狙った詐欺が疑われています。
違法サイトへの警戒を
フジロックフェスティバルや国際スポーツ大会のようなビッグイベントに伴い、違法な動画視聴サイトも増えてきました。これに加えて、ライフカードのフィッシングも増加の一途を辿っています。確認が必要な公式な連絡とは別に、重要な情報を装ったメールが多く見受けられるため、注意が必要です。
フィッシングサイトのランキング
最近の調査によると、フィッシングサイトで最もよく見かけるブランドは三井住友カードで、続いて三菱UFJ銀行、さらにはみずほ銀行などの大手が名を連ねています。特に、クレジットカード、銀行、そして携帯キャリア関連のフィッシングサイトが多く報告されています。
フィッシング詐欺から身を守るために
フィッシング詐欺の被害を防ぐために、以下のポイントが重要です。
1.
リンクの確認: メールやSMSに含まれるリンクは、直接クリックせず、事前に自分でURLを調べて正規のサイトにアクセスすること。
2.
個人情報の取り扱い: クレジットカード会社や銀行からの連絡を装ったメールには、情報を入力させようとするものが多いので注意が必要。
3.
パスワードの使い回しをしない: 異なるサービスで同一のログイン情報を使用することはリスクが高いため、各サイトごとに異なるものを設定すること。
4.
セキュリティソフトの導入: 常に進化するネット犯罪に対抗するため、セキュリティソフトを導入し、不審サイトへの警告を受ける体制を整える。
無料診断サービスの活用
詐欺サイトかどうかをチェックできる「詐欺サイトチェッカー」を利用し、自信のあるURLを事前に確認することが可能です。これにより、少しでもリスクを減らすことができます。
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詐欺サイトチェッカー
最後に
インターネット詐欺は年々巧妙化しており、今後も注意が欠かせません。特に、帰省シーズンや大きなイベントに合わせて新たな手口が登場することが予想されます。常に警戒し、自己防衛策を講じることが肝心です。