NECと山田進太郎D&I財団が未来世代を支援するSTEM体験イベント

NECは、公益財団法人山田進太郎D&I財団が施行する中高生女子向けSTEM（理系）体験プログラム「Girls Meet STEM」に新たに参加し、未来世代のキャリア形成に貢献しています。このプログラムは、特に女性に対する支援を強化することを目指しています。

2025年度から始まった「Girls Meet STEM for School」の第一回目として、5月15日に東洋英和女学院中学部から40名の生徒がNEC本社ビルを訪れ、様々なプログラムに参加しました。これは女子学生に理系の世界を体感してもらい、興味を持つきっかけを提供することが目的です。

NECは「安全・安心・公平・効率」な社会の創造を目指し、その中で誰もが自身の能力を十分に発揮できる持続可能な社会の実現を追求しています。特に、全ての背景や属性のある人々に対して平等な挑戦の機会を提供することを重視しています。これに基づき、I&D（インクルージョン＆ダイバーシティ）を経営戦略に位置づけ、女性の活躍推進に積極的に取り組んでいます。

NECのChief Diversity Officerである繁沢優香氏は、「多様な人のチカラとテクノロジーを駆使して新たな社会価値を創造する」という方針に基づいて、I&Dの重要性を強調しました。彼女は女子中高生に向けて、このプログラムを通じて「なりたい自分」を描く一助となればと願っています。

プログラムには、会社紹介、ICTを活用した未来のビジョンを考えるワークショップ、オフィスツアー、女性社員のキャリア紹介やQ&Aセッションなどが含まれました。これに参加した学生からは、プログラム全体に対して大変満足・やや満足と評価された割合が99％に達しました。

学生たちの感想としては、「ICTについて初めて具体的に考える事ができた」、「理系の職場に女性が多いことに驚いた」、「社員が生き生きと働いている姿が印象的だった」といった意見が寄せられました。特に、会社の先進技術や働く環境に触れ、自身のキャリアについて前向きに考えるきっかけとなったようです。

さらに、社員も参加するワークショップでは活発な意見交換が行われ、Q&Aセッションでは、女性社員が実際の業務での喜びや苦労をシェアし、真剣な交流がなされました。このように、NECの企業訪問プログラムは、2022年度から中高生を対象に続けており、これまでに約980名が参加しています。

今後もNECは、参加する中高生に向けて多様なキャリアの選択肢を提示し、将来のリーダーとしての資質を育む環境を提供し続けていくことでしょう。地域別の参加実績や性別比率も多様性を反映しており、今後ますますの発展が期待されます。活躍する女性の姿を間近で見ることで、未来を担う女子中高生たちが自らの可能性を広げるためのサポートがなされているのです。