奈良市が新たな試みとして、2025年8月から「ふるさと納税」を通じて市内の大学への寄附を行う仕組みを導入します。この施策により、地域の方々はもちろん、全国からの寄附者も「返礼品なし」で市内の7つの大学を支援できるようになります。受け取った寄附金の一部は、2026年度にそれぞれの大学で実施される事業に活用される予定です。
これは、寄附を通じて学生たちの未来を支え、地域の教育環境をさらに向上させる素晴らしい機会です。特に、地域に根ざした大学で学ぶ学生たちが持つ可能性を引き出すために、各大学に対して寄附者の期待が込められています。
参加大学とその活動
この取り組みに参加しているのは、以下の7つの大学です。それぞれ特色あるプロジェクトを通じて地域に貢献しています。
1.
奈良教育大学:教員に必要な資質を育成するためのフィールドワークや異文化交流事業を実施。
2.
奈良女子大学:地域や企業、他大学との交流を通じて、地域課題の解決に向けた学生支援を行っています。
3.
奈良県立大学:文化財のデジタル化や図書資料の充実を図り、地域の文化を次世代に残す取り組み。
4.
近畿大学農学部:地域間のバス料金補助を通じた学生の移動支援を実施。
5.
帝塚山大学:地域振興に係るワークショップを通じて、地域の課題を解決する実践的な活動。
6.
奈良大学:地域理解を深め、地域課題を解決するためのフィールドワークや学習支援を強化。
7.
奈良学園大学:健康増進事業や防災拠点事業など、高齢者や障害者の社会参加を促進するプロジェクト。
返礼品としての学生食堂チケット
さらに、奈良大学では寄附の返礼品として学生食堂の食券を提供します。10,000円の寄附ごとに、奈良大学の学生食堂で使用できる3,000円分のチケットが受け取れます(200円×10枚、100円×5枚、50円×10枚)。このチケットは発行日より1年間有効です。市民にとっても便利な特典であり、学生食堂を利用することで、地域とのさらなる繋がりが生まれることでしょう。
ふるさと納税を通じた地域貢献
このふるさと納税制度は、地域の将来を担う若者たちの育成に寄与します。地域の活性化や教育環境の向上を意識し、寄附を通じて奈良市内の大学を応援する絶好のチャンスです。寄附者の期待が込められたこの取り組みは、教育の質を向上させるとともに、地域住民との結びつきも深めています。
ぜひこの機会を利用し、奈良市の大学に寄附をして、地域の未来を共に支えていきましょう。ふるさと納税に関する詳細や寄附方法については、奈良市の総合政策部にコンタクトを取ってみてください。