大森教授が「消費者支援功労者表彰」を受賞地域教育に貢献する岡山大学の取り組み

大森教授が令和7年度消費者支援功労者表彰を受賞

国立大学法人岡山大学の大森秀臣教授が、令和7年度の消費者支援功労者表彰を受けました。この表彰は、消費者の教育や支援に関する顕著な貢献を評価されてのもので、2025年5月29日に首相官邸で行われた表彰式で授与されました。この場では、伊東良孝内閣府特命担当大臣から表彰状が手渡され、石破茂首相からもお祝いの言葉をいただきました。

大森教授が評価されたのは、主に次の2つの活動です。第一に、学部の演習授業において、学生たちが自身で消費者教育用の教材を企画・制作し、それを用いて岡山県内の中学生や高校生を対象とした授業を実施してきた点です。この活動は、実践的な教育を通じて学生たちが地域社会に貢献する機会を提供しており、非常に意義深いものです。

第二に、岡山県消費生活センターの教材作成事業にも関与し、特に障害を持つ方や高齢者、その支援者向けにわかりやすい教材を作成することに寄与したことが挙げられます。大森教授は、この活動を通じて、より多くの人々が消費者トラブルから守られるよう願い、心からの感謝の言葉を寄せています。「このたびの表彰は、学生や委員の皆様のおかげです。消費者教育を通じて、安心した生活を送れる人が一人でも増えることを祈っています。」と述べています。

岡山大学は、地域社会を背景にした特色ある研究大学として、今後も新たな取り組みを続けていくことが期待されています。また、大学は国連の持続可能な開発目標（SDGs）を支援しており、地域との共創を通じた教育・研究活動を進めています。

同大学法学部は、岡山市北区に位置する津島キャンパス内に設置され、学生たちがこのような意義ある活動に取り組む場を提供しています。

この取り組みは、地域に根ざした教育を通して、次世代の消費者意識を育成し、持続可能な社会の実現に向けてさまざまな領域で貢献することが期待されています。大森教授をはじめ、岡山大学の教育者たちの努力は、単に学問の枠を超えて社会に影響を与える重要な活動として、地域や全国に広がることが求められています。

岡山大学の使命は研究を通じて地域と世界への貢献を果たすことです。このような優れた研究活動と地域社会の支援を通じて、学生たちが未来のリーダーとして成長していくことをサポート。そして、それによって岡山大学は国内外からさらに多くの期待を寄せられる存在となっていくことでしょう。これからも岡山大学の活動に注目していきたいです。