2024年9月24日から27日、ドイツ・ベルリンで開催された国際鉄道技術の見本市「イノトランス2024」に、株式会社ビーマップが出展しました。本展示会では、同社のデジタルきっぷ「とくチケ」を初めて海外で披露し、多くの来場者から注目を集めました。
ビーマップが設けたブースは、「Mobility +(モビリティ・プラス)」エリアに位置し、自動車や自転車のシェアリング、ライドシェア、そしてスマートデバイスを用いた交通機関の情報提供や予約、支払いなどの利便性向上をテーマに、新たなモビリティの可能性を提示しました。来場者は「とくチケ」の利用手順を体験することで、実践的な理解を得られるよう工夫されています。
実際、展示初日から多くの来場者がブースに訪れ、長蛇の列ができるほどの賑わいを見せました。出展担当者は、驚くべきことに、昼食休憩もままならない状況が続いたと伝えています。参加者からは、'Good Service!'や'このサービスは他でも必要だ!'などの感想が寄せられ、非凡な反響があったことを実感したとのことです。また、LinkedIn上では「ビーマップのブースは愛と創造で満たされていた」という高く評価される反応も見られました。
さらに、「とくチケ」は単なる交通機関のチケット販売だけではなく、地域との連携による活性化を目指すサービスです。この取り組みは、多くの鉄道業界関係者から高い注目を集め、最終的には20社以上が、このモデルに強い関心を寄せてくれました。日本の交通における「受益者負担」モデルが海外でも受け入れられる可能性が見えた瞬間でもありました。
加えて、出展中には他の鉄道会社からも、多くの問い合わせがなされ、導入への検討の話も持ち上がったため、ビーマップの次回の展開に期待がかかります。
また、セミナー活動も行われ、デジタルきっぷの背景や実績、可能性について説明しました。参加者の反応は、初めは懐疑的だったものの、具体的な例を挙げることで理解が深まり、参加者からは「このようなサービスをもっと知りたい」との声も寄せられるなどの盛況ぶりでした。
最後に、本出展に際しては国際特許の申請も行っており、今後の展開に向けた準備を整えているとのこと。ビーマップは「とくチケ」を通じて、国内だけでなく海外市場にも進出し、広がりを見せることを目指すと意気込んでいます。
このように、株式会社ビーマップの出展は新たなビジネスモデルの可能性を示すとともに、日本の鉄道サービスの価値を世界に発信する良い機会となりました。今後の展開に、ますます目が離せません。