損保ジャパンが914668と新しい急速充電サービスを発表
2025年4月21日から、電気自動車(EV)が走行中に電池切れを起こした際のサポートサービスが全国に展開されることが決まりました。この新たな取り組みは、損害保険ジャパン株式会社、SOMPOダイレクト損害保険株式会社、株式会社プライムアシスタンス、一般社団法人日本自動車連盟(JAF)との提携により実現されます。
1. サービスの背景
EVの普及が進む中、充電スポットの少なさや航続距離への懸念は依然として多くのユーザーにとって課題です。これに対処するため、損保ジャパンはすでに従来の「牽引サービス」に加えて、「現場駆け付け急速充電サービス」を導入しており、この新サービスにより、充電後はそのまま自車で移動が再開できるようになります。この利点が多くのEVユーザーに信頼と安心をもたらすことが期待されています。
2. 新サービスの詳細
2.1 サービス利用の流れ
この新サービスを受けるには、損保ジャパンまたはSOMPOダイレクトが提供する専用のロードサービス受付窓口に連絡し、「現場での急速充電希望」と伝えます。その後、急速充電器を搭載したJAFのサービスカーが駆け付け、現場での急速充電を行います。充電が完了次第、お客様はそのまま走行を再開できます。
2.2 利用条件
ただし、悪天候や電欠場所によってはサービスの提供ができない場合があります。そういった場合には、従来の方法で充電スポットまで搬送されることになるため、注意が必要です。
2.3 実施期間
このトライアルは、2025年4月21日から最大1年間行われる予定です。
3. 対応エリア
現時点では以下の地域でサービスが展開される予定です:
- - 北海道・東北エリア:札幌市街地、仙台市街地
- - 関東エリア:東京都心、千葉市街地、さいたま市街地、川崎市街地、横浜市街地、横須賀市街地
- - 中部エリア:名古屋市街地、岡崎市街地、浜松市街地
- - 関西エリア:大阪市街地、堺市街地、神戸市街地
- - 中国・四国エリア:山口市街地、高松市街地
- - 九州エリア:福岡市街地、熊本市街地
充電器の配備状況によっては、さらに地域が拡大する可能性があるほか、気象条件によりサービスが制限される場合があるため、その点も考慮する必要があります。
4. 今後の展望
このトライアルを通じて、現場駆け付け急速充電サービスの運用ノウハウを蓄積し、急速充電サポートの品質向上を図ります。また、EV関連の新サービスの開発や、JAF会員向けの優待サービスの拡充を行うことで、ユーザーにさらなる安心を提供し、カーボンニュートラル社会の実現にも寄与していく方針です。今後の動向に注目です。