日本選手権混成
2025-07-11 12:29:07

熾烈な戦いが繰り広げられる日本選手権混成競技の見どころとは?

前回大会を振り返り、激戦の展望を語る



2025年7月12日から13日に岐阜の岐阜メモリアルセンター長良川競技場で開催される「第109回日本陸上競技選手権大会・混成競技」。今年の大会は、9月に控える東京2025世界陸上選手権大会の日本代表選考会も兼ねる重要なイベントです。毎年注目が集まる混成競技ですが、特に男子十種競技と女子七種競技の展望はどうなっているのでしょうか。

男子十種競技:厳しい戦いが予測される



男子十種競技では、連覇中の丸山優真(住友電工)が怪我の影響でエントリーを見送る中、奥田啓祐(ウィザス)が圧倒的な優位性を持つことが予想されています。奥田は、2022年に日本選手権で優勝した実績を持つ選手で、8000点突破も達成しています。今年初めのアジア選手権では7602点で銅メダルを獲得しており、再び自己記録更新を目指しています。特に、彼が強みとしている棒高跳、やり投、1500mなどで安定したパフォーマンスを維持できれば、開催国枠エントリー設定記録(8151点)のクリアも期待されます。

奥田を追う選手たちも注目です。松下怜(順天堂大)は7508点をマークし、初めて挑む日本選手権でのパフォーマンスに期待がかかります。森口諒也(オリコ)や、昨年7450点を出した右代啓欣(エントリー)も、それぞれ新たな挑戦をします。特に右代は、日本記録保持者の立場を意識しながらも、ベテランから若手へと競技シーンが更新される瞬間を見せて欲しいです。

女子七種競技:新たな女王の誕生はあるのか?



女子七種競技では、昨年度まで第一線で活躍していた山﨑有紀が引退し、代わって熱田心(岡山陸協)が昨年初優勝を果たしたことで注目を集めています。熱田は連覇を狙う一方、他の有力選手たちの挑戦を受けています。

大玉華鈴(日体大SMG)は、5720点の自己記録を持ち、まさに熱田と肩を並べる存在と言えます。彼女は昨年の試合でケガを克服し、どういった結果を残すかが興味のあるところです。また、田中友梨(スズキ)も快進撃を見せており、特にやり投や800mで記録を更新するなど、優勝争いでの抜きん出たパフォーマンスが期待されます。

また、梶木菜々香(ノジマT&FC)も注目選手です。自己記録を伸ばしてきた彼女が、今回の大会でどんなパフォーマンスを見せるか大いに楽しみです。これまでの成績を振り返ると、彼女にはメダルを手に入れるチャンスが十分にあります。

大会の重要性とファンの応援



この日本選手権混成競技は、単に国内のナンバーワンを決める大会だけではありません。東京2025の日本代表選手を決定する重要な選考競技でもあります。そのため、選手たちにはシビアなプレッシャーがかかるでしょう。また、ファンからの応援メッセージも大きな力になります。選手たちが全力を尽くして繰り広げる熱戦を、ぜひスタジアムで体感してみてください。すべての選手が栄光に向かって挑む姿には、心を打つものがあります。ぜひ、皆さんも会場に足を運び、彼らに力強い声援を送ってください。大会は確実に、日本の未来を担う若きアスリートたちの成長を見守る貴重な機会となるでしょう。


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会社情報

会社名
公益財団法人日本陸上競技連盟
住所
東京都新宿区霞ヶ丘町4-2JAPAN SPORT OLYMPIC SQUARE 9階
電話番号
050-1746-8410

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