街路樹点検の深化を目指す検討会、事故防止に向けた取り組み
街路樹点検の深化を目指す検討会、事故防止に向けた取り組み
令和7年12月10日、国土交通省は『街路樹点検の実施促進のためのガイドラインに関する検討会』の第2回会合を開催します。本会合の目的は、街路樹による事故を未然に防ぐための基本的なアプローチを提案するガイドラインの草案を議論し、自治体の意見を収集することです。
背景
近年、都市部の街路樹が引き起こす事故が問題視されています。特に強風や積雪により、樹木が倒れる事故や、樹木の枝が落下することによる人身事故が発生しており、その対策を講じることが急務であるとの認識が高まっています。そこで、国土交通省では2023年9月に、街路樹の点検を効率的に進めるためのグループを設置し、検討を開始しました。
検討会の概要
日時と場所
第2回検討会は、令和7年12月10日(水)午前10時から正午まで、中央合同庁舎3号館1階の道路局A会議室とテレビ会議で実施されます。この場で、点検を行うための具体的なガイドラインの概要について発表し、各自治体から寄せられたヒアリングの結果に基づいて、さらなる意見交換を行う予定です。
議題
議題としては、以下の2点が挙げられています。
1. 街路樹点検の実施促進のためのガイドラインの概要
2. ガイドラインに対する自治体ヒアリングの実施について
参加方法
本検討会は原則非公開ですが、報道関係者は冒頭まで傍聴・撮影が許可されています。参加希望者は、事前に登録を行い、必要事項を明記したメッセージを指定のメールアドレスに送信する必要があります。
街路樹による事故防止に向けた今後の取り組み
この検討会の重要性は、街路樹による事故を防止するために必要な情報や指針を提供する点にあります。すでに議論が始まっている中で、過去のデータを基にどのような対策が必要かを洗い出し、効率的な点検方法の構築を目指します。最終的には、このガイドラインが全国で一貫した基準として機能し、安全な街づくりに寄与することが期待されています。
結論
国土交通省が進めるこのガイドラインの作成は、街路樹による事故を減らすために必要不可欠です。第2回検討会における議論から、多くの意見が集まり、具体案が今後の施策に活かされていくことでしょう。報道関係者の皆様は、ぜひ参加をご検討ください。詳細は国土交通省の公式ウェブサイトにてご確認いただけます。