緊急シンポジウム開催のお知らせ
2025年6月28日、東京外国語大学において、「イスラエルの入植者植民地化計画とパレスチナからイランに至る中東の再編」というテーマで緊急シンポジウムが開催されます。近年、中東における国際的な緊張が高まる中、このシンポジウムは特に重要な意義を持つものと言えるでしょう。
2025年6月13日未明には、イスラエルがイランに対して大規模な軍事攻撃を開始しました。この行為は明確な国家間の戦争状態にない状況における重大な国際法違反とされ、世界中からの注目を集めています。特に、アメリカからの軍事支援がこの緊張を一層引き起こす中で、イスラエルの行動をどのように受け止めるべきかという課題が浮かび上がっています。
このシンポジウムでは、イスラエルによる攻撃を単なる軍事的視点からだけでなく、その背後にある歴史的な文脈も考察することを目的としています。具体的には、2023年のガザ戦争を引き継ぐ形で、中東における強制移住や占領、抑圧の歴史的な関係性を深く見つめ直すことが焦点となります。
シンポジウム概要
- - 日時:2025年6月28日(土)17:30~19:00
- - 会場:東京外国語大学 研究講義棟 226教室及びオンライン(ハイブリッド形式)
- - 言語:英語
- - 事前登録:オンライン参加希望者は事前登録が必要です。
- - 主催:東京外国語大学リサーチユニット
- - 共催:中東木曜フォーラム、千葉大学の科学研究費補助金基盤研究
パネリストの紹介
シンポジウムには、さまざまな専門性を持つパネリストが登壇します。まず、Roschanack Shaery-Yazdi氏が現代イスラーム世界についての専門知識を持ち、アントワープ大学の准教授として活動しています。また、討論者として松永泰行教授が登壇し、比較政治学や国際関係論に基づく視点を提供します。最後に、モデレーターを務めるのは千葉大学の酒井啓子特任教授であり、中東政治に詳しさを備えた信頼できる進行役です。
このシンポジウムでは、避難や移住の経験を持つ当事者の声を聞くことができ、また中東地域に関するフィールドワークを行ってきた研究者たちと共に制度的暴力の市民社会への影響や、植民地主義的構造の再生産についてじっくりと議論を深めることができます。
参加希望者は、6月26日(木)までに取材申込フォームに記入してお知らせいただければ幸いです。参加することで、現今の中東情勢を深く理解し、新たな視点を得る貴重な機会になること請け合いです。
詳細な情報や登録については公式ウェブサイトをご覧ください。
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