名作住宅「聴竹居」の魅力を探る
2025年6月11日、株式会社建築資料研究社から「聴竹居——本屋・閑室・茶室 100年目の全貌」という新たな書籍が公開されました。この書籍は、名建築「聴竹居」の詳細を紹介するもので、著者は写真家の小林浩志氏、監修は松隈章氏が担当しています。特に、建築家の藤井厚二が手掛けたこの住宅は、日本の住宅建築の理想像を具現化した作品とされています。
「聴竹居」とは
「聴竹居」は日本を代表する名作住宅で、2023年にはその保存修理事業が完了し、再びその美しさを現しました。この住宅は、自然との共存を考慮した設計が特徴で、風通しや光の取り入れ方など、居住性と共に美しさを追求したデザインが施されています。特に、使用されている素材などが巧妙に選ばれ、住む人にとって心地よい空間を作り出しています。
最新写真集の内容
収録された写真は300点以上で、各写真には藤井厚二の考えが反映されています。それぞれの写真を通して、聴竹居が持つ奥深い魅力に触れることができます。書籍はB5判のオールカラー368ページで、定価は税込5,500円です。この書籍を通して、100年前に示された住宅の理想像が今なお新鮮に感じられることでしょう。
トークイベントの詳細
この新刊を記念して、7月16日(水)にはトークイベントが東京・新橋で開催されます。現地参加者には限定30名の枠が設けられており、参加費は1,000円。この費用には「聴竹居」のオリジナル写真プリントが一枚プレゼントされる特典もついています。また、オンライン視聴のオプションも用意されており、こちらは無料で参加可能です。
登壇者には小林浩志氏と松隈章氏が揃い、聴竹居の魅力や新刊の内容について語り合う予定です。このイベントを通じて、聴竹居の深い歴史や建築家の思いを直接聞くことができる貴重な機会です。
関連リンクと購入方法
イベントや書籍の詳細については、以下のリンクからご確認ください。
「聴竹居」は、日本文化を学ぶ上でも重要な象徴的存在です。今回の新刊とトークイベントは建築に興味がある人々にとって、ぜひ参加したいイベントと言えるでしょう。