2024年のハロウィンが近づく中、リサーチ会社の株式会社インテージが発表した調査結果に注目が集まっています。10代から70代の男女5,000人を対象としたこの調査によると、全体の約28%がハロウィンの予定があると答え、昨年の23%から1.2倍の増加を見せています。この調査は、特に若年層や女性の参加意欲が高まっていることを明らかにしています。女性15-19歳では70%が計画を持っており、この傾向は男性20-30代にも見られています。
コロナ禍が徐々に収束する中、2024年のハロウィンの予算も増加しています。今年の平均予算は6,565円で、これも昨年の5,620円から約1.2倍の上昇です。この予算はコロナ前の水準をも上回っており、特に女性40-49歳が大きく予算を増やしています。中でも、料理やハロウィン限定商品への支出が増えているとのことです。
予算増加の理由として最も多かったのは「物価高」で22%を占め、次いで「盛り上がりたいから」や「ハロウィン限定商品を買うため」と続いています。ハロウィン関連の商品が増加する中で、特に美味しいお菓子や料理にかけるお金が重視されていることが伺えます。
ハロウィンでは「仮装」というイメージが強いですが、今年は仮装の予定を挙げる人は約5%と少数派。むしろ、未就学児の子どもを持つ家庭では、33%が過去に仮装をさせた経験があり、44%が今後仮装させたいと答えています。つまり、仮装よりも親子での楽しみを重視する人が多い傾向が見られます。
また、繁華街への外出を計画する人は、特に「安全性」を重視しています。調査では52%が「安全か」を最優先とし、自身の安全に気を配った行動が見られます。加えて、参加するイベントの内容や盛り上がりもポイントとして挙げられています。
とはいえ、2023年のハロウィンは人々が積極的に外出を楽しむ年になることが期待されています。コロナの影響が薄れてきた今、家族や友人と一緒に心ゆくまで楽しむことができるのではないでしょうか。
インテージは、ダイナミックなマーケティングリサーチとインサイト事業をグローバルに展開し、消費者価値の創造を目指しています。これからも、消費者のニーズを把握した情報発信を通じて、マーケットをリードしていくことでしょう。