法律の新時代を迎える「リーガル防御二刀流」
近年、企業法務や危機管理の環境が瞬時に変化する現代において、企業の安全を守るための新たなアプローチが求められています。その中で、AIデータ株式会社傘下のリーガルデータ株式会社が提案する「リーガル防御二刀流」という概念が、業界の注目を集めています。
この「リーガル防御二刀流」は、調査・証拠収集を担うEASY Forensicsと、法務情報や機密データの共有を行うLegalTech VDRという二つのツールを組み合わせることによって、企業の法務や内部調査を一体でサポートする新しいモデルです。
法務環境の変化と新たなニーズ
企業が直面する課題には、公正取引委員会への対応や内部通報制度、情報漏洩のリスクなど多岐にわたります。これらは、企業経営そのものに強く影響するため、適切な対策が必要です。
例えば、近年ではサイバー攻撃による企業データの漏洩が頻発しており、これに対する防御策を整えることは急務です。しかし、従来の手法では誤送信や二次漏洩のリスクを完全には排除しきれないのが現状でした。
二刀流のアプローチ:「刀」と「城」
このような背景に対し、リーガルデータが打ち出す「リーガル防御二刀流」は、簡単に言えば、調査(刀)と情報共有(城)の二つの戦略を融合させたものです。
- - EASY Forensics(刀): 企業内で行われる様々な調査を行うためのツールで、操作ログの取得やデータ保全、削除ファイルの解析など、企業が直面する問題の解決を助けます。
- - LegalTech VDR(城): 法務文書や顧問弁護士との資料を安全に共有・管理するためのプラットフォームで、これにより機密情報の民主的な管理が可能になります。
この二つのツールは、併せて機能し合うことで、企業は調査を行うだけでなく、情報を安全に共有し、法務統制を強めることができます。
実例に見る導入効果
特に、この二刀流の導入を検討しているのが、広範囲にITソリューションを提供しているJ社です。同社が抱えていた問題の一つに、社員が意図せず不当な疑いをかけられるリスクがありました。契約終了後の情報持ち出しに関する問題や退職者への対応など、どのように企業がデータを守るのかが重要になっています。
そこで、EASY Forensicsを導入し、業務中の操作が正当であったことを客観的に証明する手段として活用していました。そして、LegalTech VDRの導入に対する期待も向上しており、企業内部の監査や派遣社員管理にも応用できるとして、さらなる防衛策が構築されていくことでしょう。
将来的に求められるリーガル防御OS
リーガルデータは、今後もフォレンジックやリーガルテックを進化させ、企業の法務・危機管理・ガバナンスを支えるための「リーガル防御OS」を実現することを目指しています。これにより、企業の法務が単なる業務でなく、全体的な戦略として位置付けられ、今まで以上に企業は強固な内部管理体制を築いていくことが期待されます。
最後に、企業を守るためには、調査や情報共有だけでは十分ではないということを忘れてはいけません。今後も、この「リーガル防御二刀流」を通じて、法務の新しいスタンダードを築いていくための支援を行っていくことが求められています。