BPカストロールとテインが全日本ラリー選手権に参戦
自動車用潤滑油の大手ブランドであるBPカストロールは、2025年シーズンに全日本ラリー選手権(JRC)および全日本ダートトライアル選手権(JDC)に参戦することを発表しました。ドライバーには、これまで数々のタイトルを手にした実力派、鎌田卓麻選手が起用されます。これにより、カストロールと自動車サスペンション専門のテインが共同で開発した技術が、レースの現場で試されることとなります。
参戦の背景と意義
BPカストロールは、長年の間、高性能な潤滑油の開発に努め、その技術力を活かし、自動車業界での存在感を強めてきました。テインはサスペンション製品のリーディングカンパニーとして、エンジニアリングの知見を活かし、カストロールの潤滑油を最大限に活かすサポートを行います。このコラボレーションは、各選手権での競争力を高めるだけでなく、新たな製品開発に繋がることを期待されています。
参戦スケジュール
全日本ラリー選手権には、SKODA FABIA R5で出場し、ターマックとグラベルの両方のステージで競技が行われます。以下が各レースのスケジュールです:
- - Rd.1 2月28日~3月2日 : ラリー三河湾(愛知県)ターマック
- - Rd.2 4月11日~13日 : ツール・ド・九州2025 in 唐津(佐賀県)ターマック
- - Rd.3 5月16日~18日 : ラリー飛鳥(奈良県)ターマック
- - Rd.4 6月6日~8日 : モントレー(群馬県)ターマック
- - Rd.5 7月4日~6日 : ラリー・カムイ(北海道)グラベル
- - Rd.6 9月5日~7日 : ラリー北海道(北海道)グラベル
- - Rd.7 10月3日~5日 : 久万高原ラリー(愛媛県)ターマック
- - Rd.8 10月18日~20日 : ラリーハイランドマスターズ(岐阜県)ターマック
一方、全日本ダートトライアル選手権には、スバルBRZを駆るチームで参戦します。以下はその日程です:
- - Rd.1 3月15日~16日 : トライアル関西 in いなべ
- - Rd.2 4月5日~6日 : KYUSYU SPRING TRIAL IN TAKATA
- - Rd.3 4月26日~27日 : DIRT-TRIAL in NASU
- - Rd.4 5月24日~25日 : 北海道ダートスペシャル in スナガワ
- - Rd.5 6月21日~22日 : TEIN CUP ALL JAPAN SUPER DT in EBISU
- - Rd.6 7月19日~20日 : 東北ダートトライアル IN KIRIYANAI
- - Rd.7 9月20日~21日 : DIRT-SPRINT in INABE
- - Rd.8 10月11日~12日 : ダートトライアル in タカタ
ドライバーのプロフィール
鎌田卓麻選手は1974年に北海道で生まれ、モータースポーツにおいて多くの成果をあげてきました。特に全日本ラリー選手権においては、JN5クラスおよびダートトライアルにおいて複数回のチャンピオンに輝くなど、その実力は本物です。これからのシーズンでの活躍が非常に楽しみです。
今後の展望
BPカストロールは、2026年シーズンにはToyota GR Yaris Rally2車両での参戦を模索しており、引き続きモータースポーツ支援に力を入れていく意向を示しています。これにより、競技で得られるデータは、さらなる製品開発にも応用されることでしょう。
私たちは、カストロールとテインの連携による新たな歴史を目撃することになるでしょう。今後のレースにおける彼らの活躍に期待が寄せられます。