藤川靖彦の花アート
2024-08-02 09:43:14

スペイン伝統の祝祭で藤川靖彦が生花のアートを披露

スペインの伝統的祝祭「CORPUS」での花の饗宴



6月2日、スペイン・カタルーニャ州のラ・ガリーガ(La Garriga)にて、217年の歴史を持つ伝統的な祝祭「CORPUS(コルプス)」が開催され、多くの訪問者で賑わいました。このイベントは「聖体の祝日」に行われ、街並みを色鮮やかな花の絨毯で飾ることで知られています。約400年前にイタリアで始まり、今では世界中で行われるようになったこのお祭りは、地域住民の誇りでもあります。

この日の目玉は、日本の花絵師・藤川靖彦が手掛けた花歌舞伎作品、「今様押絵鑑 山崎屋与四郎(歌川豊国)」です。藤川が準備したのは、なんと10,000本もの生花。彼は日本伝統の浮世絵を花で表現する「花歌舞伎」の名手であり、これまでにも多くの著名なアーティストとのコラボ作品を生み出してきました。今回は、歌舞伎界の著名な絵師である三代目歌川豊国の作品を基に、藤川自身が独自にアレンジしました。

花絵制作の舞台裏



当日は午前5時から制作がスタート。日本から集まった9名のチームが、事前に準備された直径9mの下絵の周りに花を配置していきます。さらに、地元に住む日本人家族も参加し、総勢19名でこの特別な作品を手掛けました。約30℃を超える炎天下での作業は過酷でしたが、チーム全員が力を合わせて作品を完成させました。

完成後、初めて見る「花歌舞伎」に来場者からは大きな拍手と歓声が上がり、日本の伝統文化が広く知られる機会となりました。日本国総領事、四方明子氏も駆けつけ、祝祭の盛り上がりを見守りました。

市長の歓迎と交流



ラ・ガリーガ市の市長、Meritxell Budó i Pla氏が主催した歓迎レセプションにも参加。日本のチームは浴衣で登場し、市長や関係者を喜ばせました。市長は、特別招待された日本代表団とともにお祭りを祝えることを心から嬉しく思っていると語りました。エィフィメラルアートの魅力を共有できたことに感謝の意を表したのです。

一方、ラ・ガリーガ聖体祭文化協会の副会長、JOSEP GABARRÓ MIRET氏も、日本の作品の素晴らしさに感動を隠せませんでした。今年は特に、音楽やパフォーマンスも盛り込まれ、お祭りの国際色豊かさを感じられるイベントとなりました。

フィナーレの盛り上がり



フィナーレでは、教会でのミサが行われ、ミサ終了後にはパレードが続きました。参列者がフラワーカーペットの上を歩き、そして待ちかまえていた多くの人々が一斉にフラワーカーペットへと飛び込み、花をかけあう光景は圧巻でした。特に子供たちの笑顔は、この祭りがどれほど人々の心を暖かくするのかを物語っています。

これが217年間もの伝統を誇るこの祝祭の魅力であり、藤川靖彦の花歌舞伎が加わることで、さらに多くの人々に感動と驚きを提供したのです。ラ・ガリーガの皆さんとの交流を通して、藤川は「この歴史的な瞬間に立ち会えたことは、一生の思い出」と語りました。今後もこの伝統と文化を広め、継承していくことが求められています。


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会社情報

会社名
一般社団法人花絵文化協会
住所
赤堤3-3-4
電話番号
03-5355-5388

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