三井不動産がダラスに新たな拠点を設立しさらに事業を拡大

三井不動産がダラスに新たな拠点を設立

三井不動産株式会社（本社：東京）は、アメリカ市場でのさらなる事業拡大を目指し、新たにテキサス州ダラスに支店を開設しました。この支店は、同社の米国子会社「Mitsui Fudosan America, Inc」を通じて設立され、ニューヨークやサンフランシスコ、ロサンゼルスに続く4番目の拠点となります。

サンベルトエリアでの事業展開

当社は、グループの長期経営方針「＆ INNOVATION 2030」に基づき、海外事業の深化と進化を目指しています。特にサンベルトエリアは、温暖な気候、低い生活コスト、優れたビジネス環境が揃ったことで、人口の流入が続いており、今後の経済成長が期待されています。この地域の重要性を認識し、ダラスでの活動を強化することが決定されました。

現在、サンベルトエリア内では約5,000戸の賃貸住宅事業を展開しており、米国全体での供給戸数は際立っており、ダラス支店の設立はこの流れを加速させるものです。特に、ダラス市内にある複合開発プロジェクト「Maple Terrace」は、その旗艦物件となり、2025年3月には入居が開始される予定です。

「Maple Terrace」の特長

「Maple Terrace」は多様な飲食店や商業施設が集まる「マッキニーアベニュー」や、スポーツイベントが行われる「アメリカンエアラインズセンター」に近接し、交通の便も非常に良好です。また、全米の中でもあり、その利便性は高く評価されています。このプロジェクトは、賃貸住宅、オフィス、商業施設からなる4棟構成になっており、2021年に着工、2025年に竣工予定です。

今後の展望

三井不動産は、既存の東海岸や西海岸エリアに加え、サンベルトエリアを加えた3エリア体制での事業展開を計画しており、米国市場でのプレゼンスをさらに高め続ける意向です。事業拡大に伴い、特に地方での賃貸住宅の供給数を増やし、地域経済への貢献を続ける方針です。

今後の動向から目が離せません。様々なプロジェクトが進行中で、地域住民へのさらなるサービスと利便性を提供し続けることが期待されています。ダラス支店の設立は、三井不動産の国際的な展望と革新性を強く示すものとなるでしょう。