株式会社CrowdChem、GSAPのDeep Techコースに選ばれ国際展開を加速

株式会社CrowdChem、GSAPのDeep Techコースに採択

株式会社CrowdChemは、日本のスタートアップ企業が海外展開を果たすための支援プログラム「グローバル・スタートアップ・アクセラレーションプログラム（GSAP）」のDeep Techコースに選ばれたことを明らかにしました。このプログラムは、独立行政法人日本貿易振興機構（JETRO）と内閣府が連携し、日系スタートアップの国際市場進出を促進することを目的としています。

GSAPプログラムの特徴

GSAPは、2021年からスタートし、これまでに500社以上の日本のスタートアップをサポートしてきました。特に、Deep Techやバイオテクノロジーに特化したアドバイザーやメンターが約800名所属している点が際立っており、参加企業は多種多様な教育プログラムやメンタリングを受けることができます。これにより、短期間で海外市場に参入する準備を進めることが可能となります。

Deep Techコースの内容

Berkeley Skydeckは、カリフォルニア大学バークレー校が運営するアクセラレーターです。このDeep Techコースでは、プレシードからシリーズAの段階にある大学や研究関連のスタートアップに焦点を当て、約20週間にわたり海外進出のための戦略づくりや個別メンタリングの機会を提供します。様々なピッチイベントも開催され、事業者同士の貴重なネットワーキングのチャンスも得られるのが特徴です。

CrowdChemの今後の展開

CrowdChemはこのプログラムを通じ、米国市場への進出に向けて、大学や大手企業との連携を強化するとの意向を示しています。また、米国内での資金調達に向けて投資家とのネットワーク構築を図り、現地で優れたビジネスリーダーやエンジニアの採用も積極的に行う予定です。

現在、フランスにおける法人設立が進行中であり、今後米国でも法人設立を検討しています。さらに、インドのテクノロジー企業とのパートナーシップを築くことで、よりグローバルな展開を強化していく予定です。

代表取締役のコメント

同社の代表取締役である池端久貴氏は、GSAPのDeep Techコースへの採択を重要なマイルストーンとして位置付けています。技術は、世界の化学産業が直面している共通の課題を解決する能力を持っていると強調し、バークレー校から得られる知見とシリコンバレーのトップ企業とのネットワークが、事業の成長を加速させると確信しています。これを踏まえ、グローバル市場への挑戦を強力に進めていく意向を示しています。