三洋貿易が誇る新素材QUARTECHとは
三洋貿易株式会社が、石川県の繊維企業森常株式会社と連携し、環境に優しい新しい繊維素材「QUARTECH(クアルテック)」を開発しました。この新素材は、今月東京ビッグサイトで開催されるFaW TOKYO 2024において初めて一般に披露されます。
QUARTECHの開発背景
革の需要が高まる一方で、環境や動物愛護の視点から、その製造過程には課題が多くあります。畜産や皮革加工による環境負荷、さらには動物福祉の観点から、消費者の意識は大きく変化しています。こうした背景から、革製品に対する代替素材のニーズが高まり、QUARTECHが誕生しました。この素材は、環境への配慮を大切にしながらも、高品質な質感を持つ商品を提供することを目的としています。
QUARTECHの特長
QUARTECHは、リサイクルポリエステルから作られたモノマテリアル素材で、革のような触感を実現しつつも、環境負荷を大幅に軽減します。この素材の最大の強みは、リサイクルが容易である点です。生産過程で発生した端材を有効活用し、新しいQUARTECHとして再生可能です。この循環型のビジネスモデルは、持続可能な未来に向けた一歩と言えるでしょう。
幅広い用途と展望
QUARTECHは、その軽さと柔らかさにより、様々な分野での利用が見込まれています。自動車内装、家具、アパレル製品など、革に代わってこれからの時代を切り開く素材となるでしょう。特に、持続可能性が重要視される今、企業や消費者の間で強い関心が寄せられています。
展示情報
FaW TOKYO 2024では、QUARTECHを使用した製品のリアルな質感を体験することができます。
- - 日時: 10月15日(火)~17日(木)
- - 場所: 東京ビッグサイト
- - ブース番号: A14-41
- - 展示予定: QUARTECHを用いたリュック、ハンドバッグ、パンプス等
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企業紹介
森常株式会社
森常は、1973年に設立された繊維関連企業で、石川県かほく市を拠点にしています。合成繊維の先染め加工量は国内トップクラスを誇り、地域と産業に貢献し続けています。企業の歴史や技術を大切にしながら、顧客や社会のニーズに応じた新しい価値を提供しています。
森常コーポレートサイト
三洋貿易株式会社
1947年に設立された三洋貿易は、高付加価値商品や技術サービスの提供を通じて、世界の課題解決に取り組む専門商社です。「より良い未来を探求する」というビジョンを持ち、サステナビリティに力を入れた事業展開を行っています。
三洋貿易コーポレートサイト
今後も三洋貿易は、革新と持続可能性を追求し続け、より良い未来の実現に向けて取り組んでいきます。