株式会社TOKYOJPとYOLO JAPAN、合弁で「GRIPPP」を設立
日本のインバウンド旅行業界が急成長を遂げる中、株式会社TOKYOJPとYOLO JAPANは新たな合同会社「GRIPPP」を立ち上げました。この新会社は、在留外国人インフルエンサーを活用し、グローバルなインフルエンサーマーケティングの拡充を目指しています。
インバウンドの盛り上がりと背景
2020年に政府が掲げた訪日外国人旅行者数の目標は4,000万人。しかし、それに伴って在留外国人数も増加傾向にあり、2018年には約263万人に達しています。特に、改正入管法の可決により今後さらに多くの外国人が日本に住むことが期待されています。これにより、日本国内における外国人の存在価値が一層重要視されるようになりました。
このような背景の中、「Grippp」は旅に関する情報を提供するだけでなく、日本に居住する外国人との継続的な関係構築を目指しています。旅行前後を通じて、再度訪問したいと思わせるようなマーケティングの必要性が増しているのです。
Gripppサービスの内容
「Grippp」のインフルエンサーマーケティングサービスは、主に2つのセクションから成り立っています。
1.
Gripppサービス
世界中から数万から数百万のフォロワーを持つインフルエンサーを起用します。特にアジア圏を中心にフォロワー数は1億人を超え、そのメディアパワーを生かして商品やサービスを一気に広め、初期の認知度向上を図ります。
2.
Grippp@JPサービス
219の国と地域からの57,000人以上の在留外国人インフルエンサーが対象です。日本の文化や魅力を理解し、特定の分野に興味を持つフォロワーに向けて情報発信を行います。これにより、商品の理解を深め、購買行動を促進する情報提供が可能です。
日本国内でイベントや体験型コンテンツを開催する際に、海外からインフルエンサーを呼び寄せる費用をかけずに外国人を動員することができ、年間を通じた情報発信が容易になります。また、在留外国人インフルエンサーの中から特定のニーズに応じた最適な人材を選ぶことができるため、効果的なマーケティングが期待できます。
導入事例:ジェイピーモバイル株式会社
「Grippp@JP」の最初の導入事例として、訪日外国人向け通信サービスの「ジェイピーモバイル株式会社」が挙げられます。この企業では、訪日外国人向けのSIMサービスのPRを目的として、「Grippp@JP」を活用します。日本に滞在する外国人が便利に通信できるようにサポートするサービスを提供しており、その魅力を広く知ってもらう機会になると期待されます。
企業情報
設立年: 2016年
所在地: 東京都千代田区
主な業務: エクスペリエンスデザイン、ブランディング
設立年: 2004年
所在地: 東京都港区
主な業務: 訪日外国人向けメディア運営
設立年: 2018年
所在地: 東京都新宿区
主な業務: グローバルインフルエンサーマーケティング
結論
「Grippp」は在留外国人と日本のビジネスを結びつける新たな架け橋となる可能性を秘めています。今後、より多くの企業がこのサービスを利用し、外国人のニーズに合わせたプロモーションが展開されることが期待されます。