2024年赤ちゃんの名前ランキング発表
株式会社ベネッセコーポレーションが運営する妊娠・出産・育児ブランド「たまひよ」から、2024年の赤ちゃんの名前ランキングが発表されました。この調査は2005年から続けられており、今年も全国で約26万人のお子さまから集計した結果が公開されました。
男の子の名前ランキング
今年の男の子の1位に返り咲いたのは、昨年2位だった「碧」(主な読み「あお」)です。「碧い海のようにおおらかに育ってほしい」といった願いが込められているとのことで、親たちの人気が再燃した様子が伺えます。続いて2位には「蓮」(主な読み「れん」)、3位には「凪」(主な読み「なぎ」)、4位には「陽翔」(主な読み「はると」)、5位には「湊」がランクインしています。これらの名前は、シンプルで短い漢字が多く、漢字1文字の名前が浸透していることも印象的です。
女の子の名前ランキング
一方、女の子では「凛」(主な読み「りん」が、15年ぶりに1位を獲得しました。「自分の意思を持ったしっかりした女性になってほしい」という願いが込められています。2位には「陽葵」(主な読み「ひまり」)、3位には「翠」(主な読み「すい」)、4位には「芽依」(主な読み「めい)、5位には「花音」(主な読み「かのん」が続いています。
トレンドの変化
特に注目すべき点は、男女ともに漢字1文字の名前が増加していることです。また、男の子の名前では国際的なスポーツ大会の影響が見られ、バレーボール選手・髙橋藍選手にちなんで「藍」(主な読み「らん」)も急上昇しました。これにより、「藍」は男の子で39位、女の子で71位にランクアップしました。このように、スポーツ界の影響力が大きく新たな名前のトレンドを生んでいるようです。
20年の変遷
「たまひよ赤ちゃんの名前ランキング」は、今年で20年目を迎えました。初回の2005年には、男の子「颯太」、女の子「陽菜」が1位でした。20年の間には、名前のスタイルが変わり、1文字名前の人気が高まっていることが顕著です。また、長く響く名前から短く呼びやすい名前への移行が見られ、時代の流れを反映しています。
名づけの傾向
今年の名づけで特に重視されるポイントは「読み・音の響き」であり、次いで「漢字の持つ意味」「画数」が続きます。このようなトレンドは、親たちが子どもに寄せる想いを反映した結果と考えられます。また、2025年生まれの子どもにはより強い漢字が選ばれる傾向にあるとも述べられています。
今後の展望
これからも「たまひよ」は、名づけに関する情報やトレンドを提供し続け、親たちの選択をサポートしていくことでしょう。今年のランキングを参考にしながら、新たな名前の候補を考えてみるのも良いかもしれません。ランキング詳細は「たまひよ」の特設サイトで確認できます。