狩野英孝が挑戦!水谷豊主演『無用庵』時代劇への初出演
2024年9月23日、BS朝日で放送される『4K時代劇スペシャル 無用庵隠居修行8』に、お笑いタレントの狩野英孝が初めて時代劇に挑戦します。水谷豊が主演を務めるこの作品において、狩野は奥州出身の修理屋・弥吉を演じ、東北訛りを披露します。今回は、狩野の役作りや撮影現場での経験について詳しくお伝えします。
新たな挑戦
『無用庵隠居修行』は、直木賞を受賞した海老沢泰久による短編小説を原作とし、水谷豊と監督・吉川一義のタッグで送る人気痛快エンタメ時代劇シリーズです。このシリーズは今回で第8弾を迎え、視聴者の期待が高まっています。
狩野英孝は、奥州から出稼ぎにやってきた修理屋・弥吉として、不正に雨漏りを直す詐欺師役を演じることになります。水谷豊演じる半兵衛が偶然訪れ、弥吉の手際に感心しますが、後日彼が詐欺師であることが判明します。しかし彼は、根っからの悪人ではなく、したくない事情から悪事に手を染めているという複雑なキャラクターです。これにより、ストーリーは半兵衛の成長へとつながります。
戸惑う瞬間
時代劇は初挑戦の狩野にとって、舞台はありがたいながらもプレッシャーが大きいものとなりました。彼は「初めて着物を着て、京都で演じるなんて緊張しました」と語ります。撮影現場では、リハーサルの段階から全力を出す必要があり、その戸惑いを感じたとのこと。
「コントではリハーサルを3割程度で行うことが多いですが、こちらではテスト段階から10割でした。演技の“間”についても指導を受け、自分の経験値も高まった」と狩野は振り返ります。このように、新たな役への挑戦が自身の成長につながっていることを実感しています。
共演者との絆
狩野は、長年のキャリアを持つ水谷豊や檀れいと共演することとなり、彼らからも多くの刺激を受けたと明かしています。特に水谷の落ち着いた演技に触れ、「いつも自分が演じる役に感情を込めすぎる傾向があったが、水谷さんを見てブレーキをかけることを学んだ」と彼への感謝の気持ちを述べました。実際、初めての衣装合わせでは、水谷が優しく「狩野ちゃん、よろしく」と声をかけてくれたことが心に残ったそうです。
自然な演技
弥吉役について狩野は、「自然体で演じられた」と言います。出身地の東北訛りを活かすことができたため、「無理に役作りをする必要がなく、心のままに演じた」と振り返ります。ただし、東北弁の特徴に関しては「ネイティブのイントネーションにはわかりにくい部分があるため、東京の人にも理解できるよう努力しました」と語ります。
視聴者に伝えたい思い
放送を楽しみにしているという狩野は、自身の“騙しっぷり”にも注目してほしいと語り、「自分が初めて人を騙す役を演じたので、どのようにその瞬間を作るかという点に力を入れました」と言います。長年バラエティ番組で騙される側ばかりだった狩野にとって、これは新たな挑戦であり、視聴者に楽しんでもらえるよう努めています。
まとめ
『無用庵隠居修行8』は、狩野英孝が時代劇に挑戦する新たなステージを見せる作品です。彼の成長と新たな挑戦の姿をどうぞお楽しみに。4K映像で描かれる時代劇の魅力とともに、狩野の演技もぜひご覧ください。この作品を通じて、多くの人々に感動を届けることを期待しています。