2024年に最も読まれたマンガランキング発表!
エンターテイメント業界向けにデータとデジタルマーケティングサービスを提供する【GEM Partners】が、2024年に最も読まれたマンガTOP20を発表しました。このランキングは、紙の単行本・雑誌と電子コミックを横断して調査され、真のリーチ数を表す新たな指標「リーチpt」を元に算出されています。
リーチptとは?
「リーチpt」は、特定のエンタメブランド名を冠したコンテンツに対して、1日あたりに接触した人数を集計し、一定期間で合算した値です。GEM Partnersの調査は、毎月約10万人を対象に行われており、そのため非常に信頼性の高いデータとなっています。
マンガTOP20の結果
2024年の最も読まれたマンガ1位は『ONE PIECE』でした。22857ptを獲得し、2位と対比すると倍以上のリーチを記録しています。特に、同作は「紙の単行本」での接触が36%、さらに「紙のマンガ・コミック雑誌」での接触が26%と、紙媒体での人気が高いことが浮き彫りになりました。
2位は『呪術廻戦』、3位は『キングダム』がランクインしており、こちらも約半数が紙媒体での接触という結果を示しています。
一方、4位に見事ランクインした『【推しの子】』は、電子コミックの単行本が26%、電子コミック雑誌・メディア/サービスが51%と、圧倒的な電子媒体の強さを発揮しました。さらに、5位の『葬送のフリーレン』も電子媒体が7割近くを占めており、今後のデジタル化の流れを反映しています。
紙と電子の接触割合
総合的に見ると、紙媒体の人気が強いことが分かりますが、電子媒体のランキングでは『ONE PIECE』がすべての媒体で首位を占める一方、投資枠を広げたり、新たなエンタメブランドが台頭したりと変化も見えています。特に『ゴッド オブ ブラックフィールド』や『入学傭兵』など、韓国発のウェブトゥーンが登場している点も、今後のおもしろさの鍵です。
電子媒体の詳細
電子媒体のリーチptでは、両サービス「ピッコマ」と「LINEマンガ」が特に目立ちました。「電子コミックの単行本」カテゴリーでは、ピッコマが29625ptで首位、次いでLINEマンガが24015ptです。また、電子コミックの雑誌・メディア/サービスにおいてもピッコマがトップを獲得し、改めてその影響力を見せつけています。
まとめ
2024年のマンガの傾向は、紙と電子が互いに補完し合い、それぞれの特徴に応じたリーチの差があることを証明しています。これからもGEM Partnersの発表に注目し、エンターテインメントの動向を追っていく必要があるでしょう。エンタメの未来を担う「リーチpt」に、私たちは目を離せません。
詳細なランキングや各媒体のデータについては、【GEM Partners】の公式サイトを要チェックです!