カーボンクレジット提携
2024-09-18 12:07:56

Green Carbonと住信SBIネット銀行がカーボンクレジット事業で提携を締結

Green Carbonと住信SBIネット銀行の資本業務提携



Green Carbon株式会社は、住信SBIネット銀行株式会社と手を組み、森林や農業分野におけるネイチャーベースのカーボンクレジット創出を目指す資本業務提携契約を締結したことを発表しました。この提携は、日本が直面している地球温暖化への取り組みを強化し、2050年のカーボンニュートラルを実現するための重要なステップとなります。

提携の背景



近年、日本では温暖化対策が急務とされています。特に、CO2などの温室効果ガスの排出を削減しつつ、森林などのCO2吸収能力を保持することが求められています。Green Carbonは、日本国内及び東南アジアでカーボンクレジットの創出と販売支援を行っており、その活動は急速に広がっています。

国内では、中干し期間を延長する水田のプロジェクトや森林管理、バイオ炭プロジェクトに取り組んでいます。特に水田プロジェクトでは、2024年1月に日本初の最大規模のJ-クレジット認証を取得しています。稲作コンソーシアムへの登録面積も40,000ha以上に達し、900社以上の企業や農業法人とともに独自の農家ネットワークを形成しています。

また、東南アジアでは、間断灌漑を利用したメタンガス削減や植林、マングローブプロジェクトなど幅広く事業展開を行っています。これにより、ボランタリークレジットや二国間クレジット制度(JCM)を活用したクレジット創出が期待されています。

住信SBIネット銀行も、2023年に新たに設立した株式会社テミクス・グリーンを通じて、カーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みが進められています。同銀行は、森林におけるJ-クレジットの創出支援や、林業が抱えるさまざまな課題の解決に取り組んでいます。Green Carbonとの提携により、より多くの地域課題を解決すべく、支援活動が加速されることでしょう。

提携による今後の計画



この資本業務提携を通じて、Green Carbonと住信SBIネット銀行は、国内外で以下のようなカーボンクレジットの創出を目指します:

  • - 水田の中干し期間延長によるメタンガス削減プロジェクト実施
  • - 東南アジアでのマングローブ植林プロジェクト
  • - 間断灌漑の手法を用いたメタンガス削減プロジェクトの進行
  • - 国内外でのバイオ炭の利用を通じた土地の炭素貯留プロジェクト
  • - 森林保全活動の推進

これらのプロジェクトは、国内のJ-クレジット制度に留まらず、国際的な信用創出のための新たな手法の検討も含め、事業の展開が期待されます。

各社概要



住信SBIネット銀行株式会社
  • - 所在地: 東京都港区六本木三丁目2-1
  • - 代表者: 円山 法昭
  • - 事業内容: 銀行業

株式会社テミクス・グリーン
  • - 所在地: 東京都港区六本木三丁目2-1
  • - 代表者: 直海 知之
  • - 事業内容: J-クレジットの売買・媒介

Green Carbon株式会社
  • - 所在地: 東京都港区赤坂五丁目2番33号
  • - 代表者: 大北 潤
  • - 事業内容: カーボンクレジットの創出・販売、農業・環境に関連した各種事業およびESGコンサルティング



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会社情報

会社名
Green Carbon株式会社
住所
東京都港区赤坂5-2-33IsaI AKASAKA 607
電話番号
080-7307-8597

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