海洋散骨サービス「ブルーオーシャンセレモニー」が新艇を発表
高齢社会の進展に伴い、そのニーズが高まる「終活」に関連するサービスを展開する株式会社ハウスボートクラブが、海洋散骨サービス「ブルーオーシャンセレモニー」の新艇「ブルーオーシャン号」を発表しました。お披露目式は2025年12月15日に行われ、これにより同サービスはさらに進化を遂げることになります。
新艇導入の背景
近年、国民の間で「お墓を持たない」「持ち続けない」という選択肢が見直される中、厚生労働省は散骨に関するガイドラインを取りまとめるなど、葬送のスタイルとしての散骨が広がりを見せています。これに合わせて「ブルーオーシャンセレモニー」も創業以来依頼件数が増加しており、顧客の要望に応えるためには運航体制の向上が不可欠でした。
特に、安全面や快適さを強化し、ご遺族が安心して過ごせる環境を提供することが急務となっています。新艇の導入はその解決策として、運航の安全性や快適性を高め、今後の事業拡大の足がかりとなることを目指しています。
新艇の概要と特長
名称: BLUE OCEAN(ブルーオーシャン号)
定員: 32名(旅客定員30名)
素材: FRP(繊維強化プラスチック)
全長: 12.83m
総トン数: 16t
設備:
- - エンジン: YANMAR 480hp×2
- - 発電機: NORTHERN LIGHTS 9kw
- - 救命胴衣(32着)
- - 救命浮環、浮器(2基)
- - 冷暖房、マリントイレ
特長① 静音エンジン
最新の減音設計を採用しているため、航行中のエンジン音を低減。セレモニーの際の静寂な時間を提供し、より落ち着いた環境を整えます。
特長② 快適なキャビン空間
冷暖房完備で、視界の良い窓を多く配置し、柔軟なレイアウトを実現しています。高齢者や小さなお子様連れのファミリーでも安心して乗船できます。
特長③ 運航効率の向上
エンジンの効率を最大化し、燃料を節約しつつ高い推進力を提供します。これにより、機動性や柔軟な運航調整が可能になります。
新艇お披露目式の概要
- - 日時: 2025年12月15日(月)15:00〜17:00
- - 場所: 朝潮桟橋(東京都中央区勝どき)
- - 内容: 新艇の紹介および羽田沖までのクルージング
今後の展望
海洋散骨は大切な人のラストシーンをデザインする特別な役割を担っており、ハウスボートクラブは安全な体験と環境の提供に全力を挙げています。今回の新艇導入は、自由な選択肢を拡げ、今後の供養スタイルを見直すための重要な一歩です。
安全管理や接客、撮影において新たな基準を設け、業界全体に安心して任せられる海洋散骨の標準を設定していきます。
また、SNSを通じて海洋散骨の様子を発信し、撮影環境を改善することで、より豊かな情報提供を行います。ショート動画などを活用し、お客様が納得できる環境づくりを進めていくことが目標です。
【会社情報】
株式会社ハウスボートクラブ
- - 所在地: 東京都江東区住吉1丁目16−13
- - 代表者: 水野聡志
- - 事業内容: 海洋散骨サービス
- - URL: ブルーオーシャンセレモニー
株式会社鎌倉新書
- - 設立: 1984年4月17日
- - 代表者: 小林 史生
- - URL: 鎌倉新書