エヌ・イーケムキャット、新たな貴金属スカベンジャーを発売

エヌ・イーケムキャット、貴金属スカベンジャーに新製品

触媒素材のエヌ・イーケムキャット株式会社が、貴金属スカベンジャーとして知られるCPsシリーズに新たな2製品を追加しました。新製品、「CPs-HP0」と「CPs-HP100」の試薬としての販売を開始し、ファインケミカル分野での高い効率を誇る反応が期待されています。

CPsシリーズの魅力とは？

CPsシリーズは特にシリカ粉末型に焦点を当て、触媒反応後の溶液から貴金属を高効率に吸着して除去することができます。この能力は、医薬品製造や半導体産業において、貴金属の微量成分を正確に除去するために重要です。また、貴金属を分離回収し再利用できる点が資源の循環利用とコスト削減に寄与しています。

新たに発売された「CPs-HP0」と「CPs-HP100」は、特に異なる性状の貴金属溶液にも対応できるよう設計されており、製造業界における広範なニーズに応えています。

- CPs-HP0は貴金属だけでなく、重金属の除去にも効果的です。これにより、ますます厳しくなる環境基準にも適合します。
- CPs-HP100は特に0価の貴金属に対して高い吸着性能を備え、特定のニーズに応じた解決策を提供します。

様々な用途に対応

新シリーズは、さまざまな溶媒の特性に基づく吸着性能を最大限に引き出せるよう調整可能です。これにより、鉄、銅、ニッケル、コバルト、鉛などの幅広い重金属に対しても高い効果を発揮します。たとえば、3000ppmの濃度においても優れた吸着性能を持っており、比例して高い効率性を保持しています。

また、適切な粒径に調整することで、大規模な生産プロセスにも対応可能です。最近注目されているフロー合成の最終工程における微量金属の管理を効率化し、進化した製造環境を提供します。

顧客ニーズに応える

エヌ・イーケムキャットは、新製品を通じて顧客の様々なニーズに対応し、効率的な使用法や解決策を提案することで、普遍的な利便性の向上にも貢献します。これにより、コスト削減が実現し、製造現場での多様な課題を解決する手助けをいたします。

エヌ・イーケムキャットとは

エヌ・イーケムキャットは1964年に設立され、長年にわたり化学反応向けのプロセス触媒の開発や貴金属の回収・精製を行ってきました。今後も技術革新を持続し、顧客の期待に応える製品を提供し続けることでしょう。

本社は東京都港区に位置しており、全国に生産拠点を展開しています。これからも、より多くの業界で活躍が期待されるエヌ・イーケムキャットから目が離せません。