NTNを訪れたパラ陸上メダリスト
9月27日から10月5日にかけてインド・ニューデリーで開催された「ニューデリー2025世界パラ陸上競技選手権大会」で、伊藤智也選手と上与那原寛和選手が見事な活躍を果たしました。両選手はそれぞれ400mでメダルを獲得し、この成功を称えるために、10月13日に三重県桑名市にあるNTN株式会社を訪問しました。
NTNの支援と技術
NTNは、2021年から伊藤選手と上与那原選手に対し、競技用車いすに特化したベアリングを提供し、技術面でのサポートを行っています。特に、競技用車いすのホイールには、耐久性と回転トルクの低減を狙った専用設計の軸受が使用されており、軽量なセラミック製のボールも導入されています。このような技術は、選手それぞれの走行スタイルや戦略に合わせてカスタマイズされており、その効果も実証されています。
表敬訪問の様子
訪問時、伊藤選手と上与那原選手はNTNの技術者たちと共に、製品の開発過程やレーサーへの組み込み、チューニングに関する話を交わしました。この日は両選手の活躍をお祝いするセレモニーも行われ、NTNの社員たちもその成功を称え、感謝の気持ちを伝えました。
選手たちのコメント
両選手はNTNの支援に感謝しており、特に軸受の性能によって競技力が向上したことを強調しました。伊藤選手は、「レース環境は厳しいものでしたが、NTNの軸受のおかげでスムーズに走ることができ、メダル獲得につながりました」と述べています。また、上与那原選手も、「どんな状況でも安定した性能を発揮してくれる軸受は、私にとって非常に頼もしい存在です」と語りました。
NTN株式会社の使命
NTN株式会社は、精密機械の世界で100年以上の歴史があります。ベアリングやドライブシャフトなどの製品は、さまざまな機械の重要な役割を果たしており、社会と経済の発展に寄与しています。彼らの技術は省エネルギーにも貢献しており、持続可能な社会の実現を目指す姿勢は、選手たちの活動とも強く結びついています。
今後もNTNは両選手を支え、世界の舞台でのさらなる活躍を応援していくことでしょう。技術の進化と選手の成長が生み出す未来に期待が寄せられます。