鎌倉市が新たに導入した障害者支援アプリの全貌とは

鎌倉市が新しい「かまくら障害者支援アプリ」をスタート

2023年、神奈川県の鎌倉市において、新たに「かまくら障害者支援アプリ」が提供開始されました。このアプリは、障害者が必要な情報やサービスにアクセスしやすくすることを目的としており、ミラボが開発を担当しています。今回はこのアプリの特徴や使い方について詳しく紹介します。

アプリ導入の背景

鎌倉市では、2022年5月に施行された「障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法」に基づき、障害者が必要とする情報やサービスをいつでも取得できる環境を整えるために、「かまくら障害者支援アプリ」を開発しました。この法律は、障害者が情報を取得し、意思疎通を図ることを支援することを目的としています。

「かまくら障害者支援アプリ」の主要機能

このアプリには、障害者を支援するための重要な機能が備わっています。以下にその特長をまとめました。

1. お知らせ配信のカスタマイズ
これまでは市の広報紙やホームページを通じて情報を提供していましたが、アプリを通じて即時にお知らせが配信されます。また、配信対象者を絞ることで、個々のニーズにあった情報が届くため、利用者は必要な情報を優先的に取得できるようになります。

2. デジタル化された「福祉の手引き」
かつて冊子で配布されていた「福祉の手引き」がデジタル化され、障害の種類や等級別に絞り込んで情報を検索できるようになりました。これにより、障害特性に合わせた情報を手軽に確認することができます。アプリ内は常に最新情報に更新されます。

3. 事業所一覧のアクセス
市内の福祉事業所やサービスの情報を簡単に検索でき、地域やサービスの種類、空き状況に基づいて利用可能な事業所を見つけることができます。

4. バリアフリーマップの提供
対象施設のバリアフリー情報を写真と共に提供しており、車いすやオストメイト、ベビーチェア対応トイレの有無などを確認することができます。