日本シグマックス、革新的な冷却服「メディエイドアイシングギアベスト2」を発表

日本シグマックス、冷却服「メディエイドアイシングギアベスト2」を発表

2025年5月26日、東京都新宿区に本社を置く日本シグマックス株式会社は、ワーカー向けの新製品「メディエイドアイシングギアベスト2」を発表した。この製品は、ペルチェ素子による冷却機能と水冷システムを融合させた独自構造を持ち、労働者の熱中症対策に大きな期待が寄せられている。

新製品の特徴

「メディエイドアイシングギアベスト2」は冷却機能が向上しており、使用時のフィット感や連続動作時間も改良されている。主な魅力は、ペルチェ素子で冷やした約100ccの水を冷却パッド内で循環させ、体全体を効率的に冷却するシステムである。この「ハイブリッド冷却方式」により、高温多湿環境でも快適に作業できる環境を提供できる。

発表会の概要

新製品の体験発表会は5月20日に行われ、多くのメディア関係者が参加した。この場では、まず宮地早紀氏が「ワーカーズケア事業と熱中症対策ソリューションの取り組み」について説明した。彼女は、企業が直面する課題に対して、どのようなソリューションを提供しているかを詳述した。特に、最近の気温上昇に伴い熱中症の発生が増加している現状を踏まえ、企業における熱中症対策の重要性を強調した。

さらに、木川卓也氏によって「メディエイドアイシングギアベスト2」の開発背景が語られ、どのようにして従来の冷却方法を改良し、より効果的な製品を作り上げたのかが解説された。彼は産業界での経験を活かした技術革新の数々に触れながら、自社の製品が労働者の健康をどう守るのかについて熱意を持って語った。

製品体験会

発表会の後半では、実際に「メディエイドアイシングギアベスト2」を試着できる体験コーナーが設けられた。参加者は、酷暑環境を模したスペースで製品の使用感を体験し、その快適さを直接感じることができた。また、サーモグラフィーを用いた体の表面温度の比較も実施され、製品の冷却効果を視覚的に確認できる場となった。

独自技術の誕生

「メディエイドアイシングギアベスト2」は、長年の研究開発の結果として生まれた。ペルチェ素子を活用し、冷却が求められる場面での効果を最大限に引き出す設計が施されている。特に、ユーザーからのフィードバックをもとに、冷却性能、フィット感、持続時間のすべてが改良され、より実用的な製品に仕上がった。これにより、多くの企業や働く人々にとって、信頼できる暑さ対策としての役割を果たすことが期待されている。