Hacobuが「MOVO Driver」で物流支援新機能を公開
株式会社Hacobu(ハコブ)は、トラックドライバーの業務を効果的にサポートする新機能を発表しました。物流課題をデータの力で解決するHacobuは、企業6社と協力してアプリ「MOVO Driver」上で物流拠点の「公式軒先情報」を公開し、ドライバーの負担軽減を目指します。
「ドライバーエンパワーメント」プロジェクトとは
「ドライバーエンパワーメント」は、長時間の荷待ち問題を解決し、ドライバーが快適に働ける環境を整えようとする取り組みです。Hacobuは荷主企業や物流事業者と連携して情報を拡充し、持続可能な物流環境の実現を促進します。今回は、アスクル株式会社、いなげや、シモハナ物流、大和物流、日水物流、ヤマエ久野の6社が参加し、公式軒先情報の公開を進めています。
ドライバーの声から生まれた新機能
2025年3月に実施した「トラックドライバーの働き方に関する実態調査」では、ドライバーたちの不安やストレスが明らかになりました。特に、「荷待ち時間の長さ」が49.9%、待機場所の確保を求める声が63.0%と高い結果が出ています。これに対し、Hacobuはトラックドライバーが直面するこれらの課題を解消し、安心して業務に取り組める環境を整備することに焦点を当てています。
MOVO Driverでの公式軒先情報の概要
新たに公開された「軒先情報」は、ドライバーが物流拠点に到着した際に戸惑うことなく、安全に業務を進めるために役立ちます。具体的には、以下の情報が提供されます:
- - 物流拠点への入場口や受付場所、受付時間
- - 構内での待機可能かどうか
こうした情報を事前に把握できることで、ドライバーは不安を軽減し、業務の効率性を向上させることができます。
今後の展望と課題解決に向けて
Hacobuは引き続き、ドライバーと荷主企業の情報連携を強化し、待機時間の短縮と業務効率化を図る取り組みを進めます。現在「MOVO」シリーズは全国32000カ所以上で利用されており、ドライバー業務支援アプリ「MOVO Driver」は11万ダウンロードを突破しました。Hacobuは、運用するにあたってこの情報連携を更に進化させ、2千件の公式軒先情報を目指す方針です。
企業の方々への呼びかけ
Hacobuは「MOVO Driver」の利用を通じて、公式の軒先情報を無料で提供する取り組みを行っており、ドライバーの情報収集を軽減させることを目指しています。物流事業者や荷主企業の皆様に対して、本取り組みに賛同いただける方の参加を呼びかけています。詳細は公式ウェブサイトまたはフォームを通じてご確認ください。
まとめ
「MOVO Driver」は、トラックドライバーの業務をサポートするために設計されたアプリであり、今後も新たな機能追加や情報の更新が期待されます。Hacobuは、ドライバーが快適に働ける物流環境の整備を進め、より良いサービスを提供し続けることで、業界全体の改善を目指しています。皆様もぜひ、この取り組みにご注目ください。