アジアから次世代デザイナーがNYFWにデビュー
ファッション界を担う未来のデザイナーを育成する「アジアファッションコレクション(AFC)」が、2025年2月にニューヨーク・ファッション・ウィーク(NYFW)でのランウェイデビューを果たすブランドを発表しました。関係者のみが招待された展示会にて、日本の「yousuke haga」「Bill Bill」「LITTLE BEDROOM」の3ブランドが選ばれました。
結果発表
10月26日、AFC実行委員会(株式会社バンタンおよび株式会社パルコが共同組織)による最終審査が行われました。日本からは10ブランド、韓国と台湾からはそれぞれ4ブランドが参加し、厳正な審査が行われました。
審査員には、WWDJAPANの編集長である村上 要氏や阪急メンズ東京のバイヤー日比野 智之氏が名を連ね、各ブランドのプレゼンテーションを評価しました。村上氏は、「共感性と新しさの両方を兼ね備えたコレクションが評価された」と述べ、選ばれたブランドへの期待を寄せています。
代表ブランドの紹介
1.
yousuke haga
- デザイナー:芳賀 陽介(大阪文化服装学院在学)
- コンセプト:本人が影響を受けたカルチャーや思想をテーマにした服作り。
- Instagram:
yousuke_haga
2.
Bill Bill
- デザイナー:世良 洸稀、河村 小太郎(大阪文化服装学院在学)
- コンセプト:「自由思想な服」をテーマに、アートとファッションの融合を目指す。
- Instagram:
billbill__official
3.
LITTLE BEDROOM
- デザイナー:小松 大空(バンタンデザイン研究所東京校在学)
- コンセプト:GEEK CULTUREをテーマにしたユニークなデザイン。
- Instagram:
little_bedroom_
さらに韓国代表の「MEG KIM」と台湾代表の「PCES」を加えた計5ブランドが、NYFWに向けて制作費や技術面、渡航費のサポートを受けることが決定しています。
展示会の詳細
展示会は東京都渋谷区のTHE FACE DAIKANYAMAで行われ、審査方法はプレゼンテーション形式でした。審査基準には、オリジナリティや市場性、ブランド発信力などが考慮され、選ばれたブランドがNYFWでのビジョンを広げるための重要な一歩となることが期待されています。
AFCの役割と今後の期待
AFCは2013年からアジアの若手デザイナーのデビューをサポートしており、多くのデザイナーがこのプログラムを通じて国際的な舞台に立っています。昨年度も日本からは3ブランドがNYFWデビューを達成しており、アジアのファッションシーンの未来が注目されています。今回の選考を経て、若手デザイナーたちは新たな挑戦を期待されており、ファッションの未来を担う存在として成長することでしょう。
公式サイト:
Asia Fashion Collection
まとめ
今後、ニューヨーク・ファッション・ウィークでは、今回選ばれた5ブランドがその才能を世界に示すことになります。アジアのファッションシーンにおける次世代デザイナーの活躍に、ぜひ注目してください。