富士薬品が木更津市と包括連携協定を締結
日本の医薬品業界を牽引する富士薬品が、2025年6月24日、千葉県木更津市との包括連携協定を締結しました。この協定により、同社は木更津市の地域活性化と市民サービス向上に向けた多角的な取り組みを実施します。
協定の内容
富士薬品は、以下の7つの項目を中心に木更津市との協力を進めていきます。
1.
防災・災害対策: ドラッグストア店舗での防災啓発資料の掲示や、災害発生時の医薬品無償提供、また帰宅困難者への支援を行います。
2.
高齢者・児童の見守り: 配置薬契約者宅への訪問を通じて、高齢者や子供たちの安全を確認し、必要に応じて木更津市と連携した見守り支援を行います。
3.
市民の健康づくり: 配置薬の特性を活かし、健康に関する情報提供や、健康イベントでの啓発活動を行います。
4.
情報発信: 市の取り組みに関する情報を地域住民に提供し、必要な情報を効果的に発信する役割を担います。
5.
アクアコインの普及: 地域の消費喚起や資金循環を促進するとともに、地域経済の活性化を目指します。
6.
環境保全: 夏季の熱中症対策として、危険な暑さから避難できるクーリングシェルターを開設し、地域住民の安全を確保します。
7.
その他: 協定達成のために必要な活動を木更津市と持続的に協議し実施します。
富士薬品のビジョン
富士薬品は「とどけ、元気。つづけ、元気。」というスローガンのもと、1930年の創業以来、地域住民の生活を支える使命を掲げています。配置薬販売やドラッグストア、調剤薬局を通じて、多くの家庭や企業にサービスを提供し続け、木更津市では約2,500軒に及びます。
特に、地域の健康づくりや災害対策において、同社の配置薬販売が役立つと信じ、自治体との連携を強化してきました。この協定締結は、富士薬品にとって全国で25例目、千葉県内では4例目となります。
木更津市の健康づくりに向けた努力
木更津市は1979年に「健康づくり推進協議会」を設立し、市民一人ひとりが自らの健康をつくることを推進しています。富士薬品との連携は、この目的を達成するための重要な一歩であり、双方の取り組みが相互に支え合い、地域活性化に寄与することが期待されています。
結論
富士薬品と木更津市が協力することで、地域住民の健康や安全が向上し、さらには地域経済の発展にも寄与できることが目指されています。これからの取り組みがどのように進展するか、地域住民のみならず広く注目されることでしょう。