10月19日、今年も「イクメンの日」がやってきました。この日を制定したのは、育児に関する啓発活動を行う「イクメンオブザイヤー実行委員会」。 parenthoodにおいて男性の役割がますます重要視される中、2023年度の男性育児休業取得率が初めて30.1%を超え、過去最高を記録したニュースが飛び込んできました。日本の育休取得率の推移は、ここ数年で着実に上昇しており、これは国も目を向けて取り組むべき重要なテーマとなっています。政府は2025年までにこの男性育休取得率を50%に引き上げる目標を掲げていますが、いまだ道半ばです。
特に注目すべきは、育児との両立を図る企業の具体的な取り組みです。オリジナルブランド「マナラ」などを展開する株式会社ランクアップは、社員の約8割が女性で、その中でも多くが子育て中という環境があります。この企業は、育休・産休からの復職率が100%という高い数字を誇り、働くママを支えるための福利厚生制度の充実が功を奏しています。例えば、超効率化を実現することで長時間労働を排除し、子育てをしながらでも活躍できる余地を提供しているのです。
2023年には男性社員でも育児休業を利用するケースが初めて出現しました。これは、家族や会社、そして社会全体に良い影響をもたらすよう、性別や役割にとらわれず子育てを楽しむという意識の広まりを反映しています。
さて、この機会に、実際に育児をしながら働くパパ社員の声をお届けします。外立秀和さんは、2019年にランクアップに入社し、現在は人事部で新卒採用を担当。長時間勤務や残業が難しい環境の中、自身の役割をしっかり果たしています。彼は仕事を終えて帰った後に娘のお風呂や寝かしつけを担当するため、業務効率を最大限に高める必要があると言います。「業務時間内に集中し、チームで協力し合うことで仕事が円滑に進んでいます。このような社風に救われています」と語ります。
ランクアップの福利厚生には、テレワークを基本とし、フレックスタイムを利用する制度があります。これにより社員はライフスタイルに合わせた働き方が可能になり、家庭の急な状況にも柔軟に対応できる環境が整えられています。また、病児シッター制度があり、子どもが体調を崩したときのサポートも充実しています。「このような取り組みがあってこそ、安心して育児と仕事を両立できています」と説明する外立さんの言葉がリアルにその環境を物語っています。
さらに、育児・育業体験制度も導入されており、若手社員が育児の実情を体感し、お互いの理解を促進する取り組みが行われています。男女問わず育児を経験することは、今後のキャリア形成にも効果的だと期待されています。
ランクアップは女性活躍推進企業としても注目されており、中でも特に目を引くのは、特有の社会的影響力やキャリア築きを支援する制度が存在する点です。これからも、家族と仕事の両立は多くの企業での注力ポイントとなるでしょう。人生を豊かにするために、企業は人材を大切にし、働きやすい環境を整える責任があり、ランクアップの挑戦はその模範と言えるのではないでしょうか。