未来の家での平等
2024-08-02 02:12:17

イケアが未来の「家での平等」について考える取り組みをスタート

イケア、未来の家での平等を考える「Life at Home 2050」をスタート



イケア・ジャパン株式会社は、2010年より制定した「やっぱり家の日」である8月1日に、2050年までの未来の家での平等をテーマにしたプロジェクト「Life at Home 2050」を発表しました。この取り組みは、産官学が連携して進めていくもので、より快適で公平な家での生活を実現することを目指しています。

イケアは、「イクオリティ(平等)・ダイバーシティ(多様性)・インクルージョン(多様性の受け入れ)」を推進し、家での暮らしにおいて平等を実現しようとしています。家庭での役割分担から、個々の生活スタイルに至るまで、様々な視点から「家」の意義を考察しています。

シンポジウムとワークショップの開催



「Life at Home 2050」の一環として、イケアは既に数回のワークショップを開催済みです。これに参加したさまざまな企業の担当者や専門家が集結し、ジェンダー平等に関する見解や課題を共有しました。また、8月1日には「やっぱり家の日」にちなんだシンポジウムも実施され、平等な家庭環境の実現に向けた今後の展望が語られました。

イケア・ジャパンの代表取締役社長、ペトラ・ファーレ氏は「イケアは、家庭や職場、社会におけるインクルーシブな環境づくりに取り組んでいます。本プロジェクトを通じて、より多くの人々が自分らしく暮らせる社会を実現したいと考えています」と述べました。

参加企業の取り組みと期待



「Life at Home 2050」に賛同する企業には、花王、パナソニック、Laereなどがあり、それぞれの立場から家族や生活におけるジェンダー平等の実現に寄与しようとしています。花王の菊地原氏は「平等を実現するためには、居住空間における家事や育児の課題を解決する必要がある」と考え、共同の議論の重要性を強調しました。

また、パナソニックの油田氏も「多くの企業が連携することで、社会全体に大きな影響を与えることができる」と言及し、取り組みの意義を語りました。さらに、Laereの大本氏は、男女比が50:50の管理職を実現したイケアの姿勢に感銘を受けたと述べ、今後の活動に期待を寄せています。

アンケート調査による現状把握



イケア・ジャパンは、「Life at Home 2050」の目標を設定するにあたって、全国の男女2,067名を対象に家での生活についてのウェブアンケートを実施しました。この調査結果から、次のようなことが分かりました。
  • - 家庭で不満を抱える人の多くは女性で、特に35-49歳の世代にその傾向が見られました。
  • - 家での平等感を感じる理由としては「思いやりや敬意をもって接している」という声が多い一方で、平等に不満を持つ理由としても同じく「思いやりが足りない」との指摘があり、お互いの配慮が重要であることが浮き彫りになりました。

未来に向けたアクション



家での平等を考えることは家庭だけでなく、職場や社会にも影響を与えることが明らかになりました。イケアは、今後もさらなる調査や議論を進みつつ、2050年までの具体的目標を策定し、家でのジェンダー平等に向けた取り組みを強化していく考えです。
このように、イケアが主導する「Life at Home 2050」は、家という環境を通じて社会を変革する力を持っています。私たちもこの取り組みに注目し、家庭や社会における平等な価値観を共有していく必要があります。

公式ウェブサイト: イケア・ジャパン
ニュースルーム: イケア・ジャパン ニュースルーム


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会社情報

会社名
イケア・ジャパン株式会社
住所
千葉県船橋市浜町2-3-30
電話番号
0570-01-3900

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