新たなシンボル、ブルーインパルス常設展示プロジェクト
宮城県東松島市が提案する新たなプロジェクトは、地域に根ざした航空自衛隊のブルーインパルスを常設展示することを目的としたものです。このプロジェクトの初期段階が進行中であり、ふるさと納税制度を活用したガバメントクラウドファンディング(GCF®)を通じて支援を募っています。
プロジェクトの背景
東松島市は、ブルーインパルスの本拠地である松島基地が所在しており、地域のシンボルとして「ブルーインパルスのまち」としての特色を生かしたまちづくりに取り組んでいます。航空ファンや市民が日々目にするブルーインパルスの姿は、地域の誇りであり、観光資源でもあります。地域の活性化に向けて、来るべき2024年11月にはブルーインパルスをテーマにした道の駅がオープン予定です。この道の駅を舞台に、退役するブルーインパルス(T-4)機体を常設展示するプロジェクトをスタートします。
常設展示の目的
この常設展示の目的は、ブルーインパルスファンや多くの訪問者に対し、いつでも機体に触れられる体験を提供することです。特に、平日にしか訓練が行われないため、土日訪問する客にはその姿を目にすることが難しい現状があります。常設展示することで、ファンの期待に応え、市民や観光客が気軽にブルーインパルスを楽しむことができるようになります。また、展示の場所である道の駅のデザインはブルーインパルスを大胆に表現し、他にも多くの魅力的な地場産品を取り揃える予定です。
寄付金の使い道
寄付金は、展示に必要な費用や展示機体の管理・維持に使用されます。また、10,000円以上寄付いただいた方は、その名が銘板に記載され感謝の意を示される仕組みもあります。東松島市長の渥美巖氏は、ブルーインパルスが地域にとって大切な存在であることを強調し、本プロジェクトが地域の活性化に結びつくよう、熱意を持って支援を呼びかけています。
GCF®の意義
ガバメントクラウドファンディング(GCF®)は、地域課題に対する解決策を示しながら寄付を募る新たな形のふるさと納税です。この仕組みにより、地域の問題を知り、地域に興味を持つきっかけにもなるでしょう。また、寄付者はプロジェクトの支援を通じて、地域に対する継続的な関心を持ち、交流人口が増加する可能性も秘めています。
プロジェクト詳細
- - プロジェクト名: 道の駅東松島の新たなシンボルに!ブルーインパルス常設展示プロジェクト
- - 寄付受付サイト: ふるさとチョイス「ガバメントクラウドファンディング®」
- - 目標金額: 4,000万円
- - 募集期間: 2025年7月3日~2025年9月30日(90日間)
- - お礼の品: 限定の返礼品として「令和7年度松島基地航空祭」の駐車場利用券と宿泊券、さらにブルーインパルス関連グッズなど多彩な地場産品を準備中です。
まとめ
このブルーインパルス常設展示プロジェクトは、地域愛に満ちた市民や多くのファンをつなぐ架け橋となる機会です。これによりブルーインパルスの魅力をさらに発信し、地域の経済活性化を図りながら多くの人々に笑顔を届ける場としての役割を果たすことを期待しています。