大学生ボランティア「えもてなし」の取り組み
2020年の東京オリンピックに向けて、全世界200以上の国・地域に大学生が似顔絵を通じておもてなしを届ける「えもてなし」ボランティアが注目を集めています。この取り組みは、現在30カ国以上から500名以上のメンバーが参加しており、国際色豊かな活動が展開されています。
「えもてなし」の理念
「えもてなし」は、制作する似顔絵を通じて、人と人とが交流し、文化や芸術の理解を深めることを目的としています。ボランティアは、イラストレーターやデザイナー、英訳を担当するメンバーから構成されており、その中には日本の大学生だけでなく、インドネシアや中国の学生も在籍しています。これにより、様々な国の文化を持ち寄ることで、さらに豊かなコミュニケーションが実現しています。
メディアへの露出と拡大する認知
「えもてなし」は、これまでスペインの人気メディア『JAPON AND MORE』や多くのラジオ番組に登場しており、その認知度や共感が日々広がっています。活動の証として、現在のインスタグラムアカウントのフォロワー数は1,800人を超えるまでになりました。多くのフォロワーには、スペインやアイルランド、エストニアのパラリンピックメダリストも含まれており、彼らが自らのアカウントでこの活動をシェアするなど、グローバルなサポートが広がっています。
展示会の開催
「えもてなし」は、東京オリンピック・パラリンピックに向かう中で、特に2020年の大会期間中に東京での展覧会開催を目指しています。来場した国際色豊かな観客に対して、似顔絵をプレゼントするという計画が立てられています。
さらに、2019年10月12日から14日までの3日間、「原宿えもてなし展」が開催されることが決定しました。この展示会では、これまでの3年間の活動成果や、日本各地から集めたメッセージと共に似顔絵を展示します。来場者にはその場で似顔絵をプレゼントする企画も用意されており、ぜひ足を運んでもらいたいと考えています。参加にはクラウドファンディングで全国から寄せられた支援が活かされています。
展示会概要
- - 会場: 原宿・デザイン・フェスタギャラリー(GALLERY EAST101)
- - 住所: 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-20-2
- - 開催日時: 2019年10月12日(土)〜14日(月) 11:00〜19:00
- 最終日のみ11:00〜18:00
未来への展望
「えもてなし」は、東京オリンピックの成功を目指し、今後も世界へのおもてなしを続ける予定です。様々な国のメンバーが協力し、アートを通じた交流を深めるこの活動は、まさに国際的な架け橋となるでしょう。「似顔絵」で人々の心を結びつけるというその挑戦は、まさに未来へと続いていきます。