新エンドミルの発表
2025-02-20 08:21:11

MOLDINOが高能率加工用の新エンドミルを発表、その特長とは?

新型高能率加工用エンドミルの登場



株式会社MOLDINOは、2025年2月20日に新たにフリーネックタイプの高能率加工用コーナRエンドミル「エポックターボミル(ペンシルネック)ETMP-TH」のリリースを発表しました。この製品は、特にアルミダイカストなどの大型金型の加工要望に応えるために開発されました。

開発背景


近年、業界では大型金型の開発が進み、より深彫り加工の需要が高まっています。例えば、ギガキャストのような大規模なプロジェクトが多く見られる中、加工現場では様々な課題が発生します。

特に「工具とワークの干渉」に関しては、ストレートネックの工具使用や工具の突き出し量を長く設定することで対応している現場が多く、これが加工効率の低下を招いているのです。MOLDINOはこうした問題を解決するために、「フリーネック形状」に着目しました。この設計により、工具の干渉リスクを低減し、効率的な加工が求められる現場に最適な選択肢を提供します。

商品の特徴と利点


新たなフリーネックタイプは、「仕上げ領域」におけるペンシルネックボールエンドミル(EPDBPE-ATH)の特長を受け継ぎつつ、荒加工から中仕上げへと適用範囲を広げました。主な特長としては、以下の点が挙げられます。

1. 安定した切削性能: オーバル形状の刃径断面によって、特にコーナー部でのビビり振動が抑制され、高い切削効率を実現。

2. 高剛性形状: コーナ刃の剛性を高め、1刃あたりの送り量を大きくすることで、更なる加工能力を引き出します。

3. 干渉リスクの低減: フリーネックタイプでは首部に段差がないため、壁面への干渉リスクが大幅に低減しました。

4. 多様な加工深さへの対応: 突き出し量の調整が容易で、それぞれの加工条件に応じた柔軟な設定が可能です。

これにより、金型製造の納期短縮を図ることができるほか、工具の集約化が実現され、ユーザーの利便性も向上します。

推奨用途


新たにリリースされるフリーネックタイプは、各種金型の高能率荒加工に特化しており、特に金型深部での高能率荒加工と工程集約を強く推奨しています。

仕様とラインナップ


エポックターボミルは、Φ1からΦ16までの60アイテムを取り揃えていますが、フリーネックタイプはΦ1からΦ10までの39アイテムをラインナップしています。価格帯も幅広く、¥18,280から¥171,620(税別)で、多様なニーズに応える製品を提供しています。

結論


MOLDINOが発表する新たなフリーネックタイプの高能率加工用エンドミル、エポックターボミルは、今後の金型製造業界において重要な役割を果たす製品となることでしょう。高能率加工を実現するための一手として、多くの現場にて活用されることが期待されます。詳細な情報については、製品ページをご覧ください。


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会社情報

会社名
株式会社MOLDINO
住所
東京都墨田区両国4-31-11ヒューリック両国ビル8F
電話番号
03-6890-5101

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