大正大学、卒業生に感謝を込めた御朱印浄書
東京都豊島区に位置する大正大学では、2025年3月15日に予定されている『令和6年度学位授与式』に際し、在学生が卒業生へ感謝の気持ちを込めて御朱印を浄書することが発表されました。この取り組みは、社会・地域貢献に基づいたプロジェクト「すがもプロジェクト」の一環で行われます。
この御朱印浄書企画には、地域の課題解決や魅力発信を目指す学生たちが参加します。特に「祈りのまち巣鴨班」に所属する学生たちは、大正大学の仏教施設である鴨台さざえ堂の知名度向上を目的に活動しており、御朱印浄書はその一環として位置づけられています。
御朱印浄書の意義
御朱印は、神社や寺院で参拝者が受け取る特別な印鑑として知られています。卒業生に寄せる感謝の気持ちを形にすることができるこの機会は、学生にとっても貴重な経験となることでしょう。浄書された御朱印は、卒業生が新たなスタートを切る際の励みともなるはずです。
義援金としての役割
さらに、学位授与式における御朱印の納経料は、石川県珠洲市へ寄付される予定です。この寄付は、能登半島地震で被災した地域への支援活動の一環として位置づけられ、その意味でも大正大学としての社会的責任を果たす重要な取り組みと言えます。600円(納経料)の中には、卒業生たちの温かい心が込められることでしょう。
地域貢献と文化の継承
大正大学は、地域に根ざした教育を提供することを目指しています。御朱印浄書の取り組みを通じて、学生たちは地域住民と共に地域の文化を継承し、発展させる使命を担っています。実施は月に一度程度であり、地域のイベントとも連携しながら、学生は地域の魅力を再発見し発信する機会を持つことができます。
まとめ
大正大学の卒業生への思いを形にした御朱印浄書は、感謝の気持ちを伝えるだけでなく、地域貢献の重要な一手となります。卒業生にとっての特別な瞬間を演出するこの取り組みは、大学の性格を生かした素晴らしい試みと言えるでしょう。卒業生やその家族には、この機会を通じて大正大学の一員であった自らを再確認する貴重な機会が提供されることになります。