アイニコグループが支援する若手デザイナー、ミラノデザインウィーク2025に出展
奈良県奈良市を拠点に活動するアイニコグループ株式会社が、次世代のクリエイター育成に力を入れていることをご存知でしょうか。この会社が支援する若手デザイナー、原優ノ介さんは、武蔵野美術大学に在学中に「bud brand AWARD 2025」で奨励賞を受賞し、世界的なデザインイベントであるミラノデザインウィーク2025への出展が決定しました。
アイニコグループとbud brandの意味
アイニコグループは、住宅や不動産事業と並んで、若手クリエイターを支援するプロジェクト「bud brand」にも参加しています。このプロジェクトは、正に日本の若手デザイナーが国際的な舞台で自らの作品を発信する機会を提供するものです。特に毎年4月に開催されるミラノデザインウィークに出展できるチャンスを増やすことを目的としています。
「bud brand」の理念は、つぼみが美しく花を開くように、若手デザイナーが成長し新しい価値を生み出していくことを願っています。日本DESIGN BANKが2016年から運営しており、これまでに多くの才能あるデザイナーたちを世に送り出しています。
奨励賞受賞作品『Slits Stool』
原優ノ介さんの作品、名付けて『Slits Stool(スリットストール)』は、針葉樹を素材にした椅子です。一般的に椅子の素材としては使われにくいこの木材に着目し、その柔らかさを逆に強みに変えたデザインが特徴です。作品づくりにおいては、次のようなポイントが挙げられます。
- - 耐久性の確保:複数の角材を組み合わせてモデルを形作り、全体の強度を高めている。
- - 強度向上の工夫:木表と木裏の配置を適切に行い、強度を高めることに成功。
- - メンテナンスの容易さ:シンプルな構造により、日常のメンテナンスが簡単に行える。
- - 座り心地の計算:座った時の沈み込みを考慮し、快適さを追求した。
この技術は椅子にと留まらず、衣服や建築分野にも応用可能であり、木材の新たな属性を引き出すことを目指しています。
展示会の詳細
「bud brand」による展示は、ミラノのトルトーナ地区で行われます。その詳細は以下の通りです。
- - 会場: Via Tortona 5
- - 開催期間: 2025年4月8日(火)から13日(日)、時間は10:00から21:00まで。
アイニコグループの理念と姿勢
アイニコグループは、常に『笑顔を創造し続ける』をモットーに掲げ、若手の成長を重視した企業文化を構築しています。社員の約70%が新卒採用者であり、平均年齢は29歳と、多くの若い力が活躍しています。
このような背景の中、当社は「bud brand」プロジェクトの支援を通じて、次世代クリエイターの育成に寄与することを意図しています。原さんの作品がミラノで展示されることで、彼が国際的な舞台でさらに大きく羽ばたくことを期待しており、今後もこの活動に積極的に貢献していく所存です。
会社概要
アイニコグループ株式会社は、奈良・京都南部を中心に住宅事業、不動産、保育、介護などの幅広い事業を展開しています。お客様の暮らしを豊かにし、地域社会に貢献することを目指しています。これからも若いクリエイターたちを積極的に支援し続けることで、地域さらには国際的な舞台での活躍を促していきます。