2025年4月、アクションエンターテイメント集団「30-DELUX」の代表作『デスティニー』が、12年ぶりに再演されることが決定した。主演を務めるのは、元光GENJIの佐藤アツヒロ。舞台『アテルイ』『ブラックジャックによろしく』『隠し砦の三悪人』『シンデレラストーリー』など話題作への出演で知られる実力派俳優だ。
今回の再演では、「30-DELUX Special Theater 2025 デスティニー -アドラメレクの鏡-」と題し、東京、名古屋、大阪、福岡、埼玉の5都市を舞台に、新たなキャストを迎えて上演される。
共演には、『キャッシュ・オン・デリバリー』主演の今江大地や人気声優の鈴木達央、元宝塚男役スターの瀬戸かずやなど、実力派俳優陣が名を連ねる。
物語は、大盗賊団「ゴンタル」によって追いつめられた小国「ライカ」の王女ユミンが、亡命を図る場面から始まる。ゴンタルの副首領グリューンに追われる中、ライカの密偵アランの機転によって危機を脱するが、アランはグリューンから密偵ではないかと疑いをかけられる。その疑いを晴らすため、アランは一人の男に罪を着せ、切り伏せてしまう。
その男の名前は、ジン。生と死の狭間で、ジンは悪魔シャイターンの言葉「死にたくないか?」に耳を傾け、悪魔と契約し、新たな力を得て「テムジン」として英雄の道を歩むことになる。しかし、その体には恐ろしい悪魔の力が宿っていた……。
「デスティニー」は、30-DELUXが得意とする殺陣と台詞を駆使したアクションエンターテイメント作品。佐藤アツヒロは、自身の体力勝負であると語り、新たなメンバーで作り上げる「デスティニー」への期待を表明している。
鈴木達央は、舞台への意欲を燃やし、10年以上ぶりの舞台出演となるが、野心的な挑戦をしていきたいとコメント。
演出を担当するのは、林明寛。彼は、「デスティニー」の世界観を丁寧にキャストと共に作り上げていくと語っている。
30-DELUXの清水順二は、初演から12年を経て、再び「デスティニー」が命を吹き込まれることに興奮を隠せない様子で、新演出による新たな「デスティニー」への期待を表明している。
2025年4月、全国5都市を舞台に繰り広げられる「デスティニー」の世界を、劇場で体感してみてはいかがだろうか。