禁断の酒「アブサン」再販決定!
長野県下高井郡野沢温泉村のNozawa Onsen Distillery株式会社が、昨年の好評を受けて、マッドサイエンティスト蒸留士の富井亮太氏による「アブサン」を再び数量限定で販売することが決定しました。新たに投入されるこのアブサンは、2024年の春に開発されたもので、アルコール度数63%の濃厚なスピリッツです。
アブサンの魅力
アブサンという酒は、19世紀末の芸術家たちに愛され、多くの国で「危険な飲み物」と見なされてきました。精神に作用するとされ、創造力や破滅願望を引き出すと評判です。この独特な飲み物は、昨年に続き再販されることが待ち望まれ、多くのファンからの支持を受けています。
野沢温泉の恵みで生まれた一杯
今回のアブサンは、野沢温泉の湧き水を使用し、その滑らかさが際立つ仕上がりとなっています。富井氏の手による2代目アブサンは、自家焙煎したニガヨモギを基に、スターアニスや和ハッカ、抹茶と組み合わせて和の要素を取り入れています。これにより、従来のアブサンの甘さと日本の繊細さを融合した新しい味わいを実現しました。
浸るフローラルな世界
口に含むと、まずはフローラルな香りが広がります。次第に、緊張感のあるニガヨモギとツジョンの刺激が合わさり、新しい飲酒体験を提供します。このアブサンの魅力は、飲むことで得られる幻想的な世界にあると言えるでしょう。
伝統的な飲み方と新しい楽しみ方
マッドサイエンティスト・アブサンの楽しみ方はいくつかあります。最も伝統的な方法は、シュガースプーンに砂糖を置いて冷水で濁らせる「ラ・ルーシュ」方式。これにより、アブサンの成分が変化し、視覚的な楽しみをもたらします。
また、ゆず酒と合わせたカクテルや、トニックソーダでの飲み方もおすすめです。特に、アブサンとトニックソーダを合わせることで、苦味が引き立ちながらも、清涼感と刺激が調和した複雑な味わいに仕上がります。
富井亮太氏の夢
富井氏は、2024年に野沢温泉村内に新たな蒸留所「富井蒸留所」をオープン予定です。この新しい施設は、彼の夢でもある「お酒の研究所」として機能し、今後ジンやアブサンのさらなる進化を提供する場となるでしょう。
野沢温泉蒸留所の取り組み
野沢温泉蒸留所は、1983年から続く食材の缶詰工場を改装して生まれました。大自然からの恵みを生かしたクラフトジンやウイスキーを通じ、多くの人々に野沢温泉の魅力を伝えています。特に、2023年の国際酒類品評会「SFWSC 2023」では、すべてのクラフトジンが金賞に輝き、国際的にも評価されています。
購入方法
再販される「マッドサイエンティスト・アブサン」は2025年7月24日から発売予定で、希望小売価格は6300円(税込)です。購入は公式サイトから可能です。アブサンの気になる方や、新しい味にチャレンジしたい方は、ぜひ手に取ってみてください。
ぜひ、この再登場する禁断の酒「アブサン」を味わいながら、自分だけの体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。詳しい情報や購入は公式サイトでご確認ください。