日本の医療が中国市場に挑む!
2024年11月21日から23日にかけて、株式会社シーユーシーと順天堂大学が共同設立した「国際診療推進研究講座」が「第二十二届北京国际医疗旅游展览会」に出展しました。この展示会では、日本の医療サービスが中国市場で直面する期待や課題についての調査を行い、日本の医療サービスが健康寿命の延伸に貢献するための研究基盤を構築することを目指しました。
展示会の概要
「第二十二届北京国际医疗旅游展览会」は、アジア最大級の医療ツーリズムイベントとして、303社が参加し、総来場者数は15,253名に達しました。展示会では、国際医療ツーリズムや再生医療、健康管理、さらには生殖補助医療など、様々なテーマが取り上げられました。
中国市場の医療ニーズ
当社ブースには多くの来場者が訪れ、約300名との交流を通じて、日本の医療サービスについての強い関心が確認されました。特に、約40%の人々が「価格の透明性」を重視し、高品質な医療サービスを適正価格で求めている点が浮き彫りになりました。
また、VIP対応やプライバシー保護についても、年収50万元以上の層を中心に高い関心が寄せられました。医療技術や包括的な検査プログラムへの興味も強く、60%以上の来場者が関心を示しました。これらの情報は、今後の日本の医療サービス提案にとって重要な指針となるでしょう。
無料健康相談の好評
展示会期間中、順天堂大学の教授による15分間の無料健康相談が行われ、多くの参加者が個別の健康問題に対し丁寧に対応されました。例えば、がんや心血管疾患に関する具体的なケースについてじっくりと相談が行われ、その詳細な対応が参加者から高評価を受けました。これは、今後の国際診療においても重要な差別化要因となると考えられます。
将来の取り組みに向けて
今回の展示会で得られた知見をもとに、中国市場の健康意識や医療ニーズをさらに深く理解し、日本の医療サービスの価値をしっかりと伝えるための施策を進めていきます。2025年4月には「第二十三届上海国际医疗旅游展览会」への出展も予定しており、更なる展開が期待されます。
CUCグループについて
株式会社シーユーシーは、日本国内15社、海外24社を抱えるグループ企業で、医療に関する幅広いサービスを展開しています。「医療という希望を創る。」という使命のもと、今後も国内外の医療機関の支援に尽力していきます。