カルノー資金調達
2023-07-12 09:00:02
大規模言語モデルで未来を切り拓くカルノーが資金調達で成長加速
テクノロジースタートアップ、カルノーの革新
株式会社Carnot(カルノー)は、8,500万円の資金調達を完了し、大規模言語モデル(LLM)を駆使した新たなプロダクト開発を加速すると発表しました。このスタートアップのビジョンは、「Create a perpetual motion machine.(永久機関をつくる)」に基づき、AIの力で知的生産性を向上させることです。現代社会における多忙な生活の中で、ますます複雑化するタスクを効果的に解決することを目指しています。
資金調達の背景
私たちの生活は、テクノロジーの発展によってますます便利になっていますが、一方で、より多くの業務を迅速に処理することが求められています。しかし、人間の脳は同時に大量の情報を扱うには限界があり、多くの人々が注意散漫に陥っていることも見逃せません。これにより、本当に価値のある作業に時間を取れなくなる状況が生まれてしまいます。
従来のソフトウェアは、多くの情報を人間に代わって処理することを目指してきましたが、特定の問題にしか対処できない場合も少なくありませんでした。これにより、技術によって解決されていないタスクが依然として存在し、結果的に人間の介入を必要とする場面が続いています。
LLMの登場により、これらの課題への解決策が見えてきました。普段のタスクを大きく変える力を秘めたLLMは、従来の自然言語処理を超えた情報処理能力を持っています。これにより、人間が簡単に指示を与えなくても、特定のタスクを自身で判断して効率的に処理できる可能性が広がっています。
ワークフロー自動化サービス「Promptflow」とは
カルノーが新たに提供するワークフロー自動化サービス「Promptflow」は、最新のAI技術を用いて日々の業務フローを効率化・自動化します。このツールは、OpenAI GPT-4を活用しており、幅広い業務タスクの自動化を可能にします。その特長として、以下の3つが挙げられます。
1. 高いカスタマイズ性: ユーザー自身が業務に合わせてプロンプトモジュールを自由にカスタマイズできます。従来のRPAツールよりも簡単にワークフローを構築できる点が魅力です。
2. 高度なデータ連携: SlackやGmailなどの主要なプラットフォームとスムーズにデータを連携でき、業務の効率化を図ります。
3. チャット形式による自動生成: 開発中のこの機能では、ユーザーがチャット形式で自然言語を用いてワークフローの管理ができるようになります。
「Promptflow」はこれにより、従来のAIツールとは異なる新しい自動化体験を提供し、多様な業務に対応可能となります。
資金の使途と成長戦略
今回調達した資金は、主に以下の3つの目的に使用されます。
1. サービス開発: LLMを活用した革新性の高いサービスを開発し、ユーザーが使いやすいツールを設計します。
2. 基礎研究の促進: 小規模モデルでも高性能のオープンソースモデル「LLaMA」の技術を応用して研究開発を進明ます。
3. グローバルな人材採用: 世界中の優れた人材を集め、革新的なソリューションを創出します。多様なバックグラウンドを持つ人材がチームに加わることで、新しい視点が生まれ、革新が進みます。
代表のコメント
代表取締役の松森匠哉氏は、近日中にAI技術が多くの人々の生活を大きく変える可能性があると信じています。特に、LLMは言葉を使うことで人類全体が最新技術にアクセスできる手段を提供します。彼は、研究開発を通じて生産性を向上させ、皆が有意義な活動に多くの時間を割ける社会の実現を目指しています。
まとめ
カルノーの意欲的な取り組みは、新しい働き方を生み出す可能性を秘めています。資金調達を通じた成長戦略により、カルノーはこれからのテクノロジー界で重要な存在となることでしょう。今後の展開に注目です。
会社情報
- 会社名
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株式会社Carnot
- 住所
- 東京都港区六本木6丁目10−1 六本木ヒルズ森タワー15F
- 電話番号
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