大和グラビヤが飯田OIDE長姫高校ラグビー部を企業見学に招待
2024年8月23日、大和グラビヤ株式会社は長野県の飯田OIDE長姫高等学校ラグビー部の1年生15名を自社の南アルプス工場へ招待しました。この企業見学は、同ラグビー部を支援する一環として行われ、高校生たちに地元企業の実際の仕事を知ってもらうための貴重なチャンスとなりました。
地元企業とのつながりを育む目的
今回のイベントは、長姫高校ラグビー部の学生たちが進路選択を行う上で役立つ情報を提供することを目的としています。地元企業の存在を知ることで、多様な職業選択の幅を広げることが狙いです。
印刷加工プロセスの見学と体験
見学当日は、日本で数台しか稼働していない特別な印刷機が動いている様子や、プラスチックフィルムを袋状に加工する過程を目の当たりにしました。また、品質検査の実際の作業を体験する機会もあり、学生たちは北の現場の雰囲気を肌で感じることができました。
質疑応答で活発な議論
工場見学の後には質疑応答の時間が設けられ、参加した学生たちから活発な質問が寄せられました。鋭い質問に担当社員も感心し、有意義な時間となりました。この体験から、若者たちは自身の進路について真剣に考える機会を得たようです。
企業と高校生との架け橋
大和グラビヤでは、地域振興と学生支援に力を入れています。長姫高校ラグビー部をサポートする活動の一環として、2024年から同部のOB会である姫城クラブとのスポンサー契約を締結し、物資支援だけでなく社会経験や交流の場を提供することに努めています。
地元企業とは
長姫高校ラグビー部の顧問である中村光希先生は、「教員以外の業種を体験し、どんな製品にも多くの人が関わっていることを実感しました。この取り組みが、地元高校と企業をつなぐ良い起点となれば嬉しいです」と述べています。
学生たちの視点
長姫高校ラグビー部の代表者である吉川晶さんは、「パッケージが層になっていることや、色を重ねて印刷する過程を知ることができ、大和グラビヤの存在に触れることで興味が湧きました」と語っています。また、「こうした機会を通じて、ますます応援されるチームになれるよう頑張ります」と意気込みを述べました。
成長するラグビー部
飯田OIDE長姫高校ラグビー部は、ここ数年で急成長を遂げ、2023年には57年ぶりの花園出場を果たしました。部員数は5年前に比べて大幅に増加し、2024年4月には7人制ラグビーの長野県大会でも優勝を果たしています。
大和グラビヤ株式会社について
1957年設立の大和グラビヤは、化粧品や食品用のパッケージ印刷・加工を行う企業で、独自の印刷技術を活かした商品を提供しています。最近では、アートブランドの立ち上げや新商品開発など、新たな挑戦にも取り組んでいます。
これからの展望
今後も大和グラビヤはこのような取り組みを重ね、地元企業の魅力を学生たちに伝え、彼らのキャリア形成に寄与していく所存です。