コーセーが厚生労働省最高位認定!女性活躍推進の新たな戦略
株式会社コーセー(東京都中央区、本社)の代表取締役社長小林一俊氏によると、同社はこのたび、厚生労働省が認定する「えるぼし認定」において、女性活躍推進企業として最高位である三つ星の認定を受けました。この認定は、女性社員がその能力を発揮しやすい職場環境を整備し、その取り組みを評価される制度であり、コーセーの重視する価値観が込められています。
「えるぼし認定」とは?
「えるぼし認定」は、女性活躍推進法に基づき、職場における女性の活躍状況を評価する制度です。評価は5つの基準に基づいて行われます。その基準は以下の通りです。
- - 採用
- - 継続就業
- - 労働時間等の働き方
- - 管理職比率
- - 多様なキャリアコース
この中で、全ての基準を満たした企業が三つ星を取得することができます。コーセーは、これらの基準にしっかりと対応し、今後の女性活躍の一翼を担う企業として認められました。
コーセーの取り組み
コーセーは2024年11月に発表した中長期ビジョン「Vision for Lifelong Beauty Partner」において、社会的に機会を提供することを重視し、「社会的機会のあと押し」というテーマを掲げています。このビジョンのもと、企業として持続可能性のある戦略や人的資本を大切にする人事戦略を推進しています。
具体的な取り組みとしては、自己理解を深めるための「コーセーDE&Iハンドブック」を用いた啓発活動や、無意識の偏見を克服するための研修などを実施し、誰もが働きやすい職場の土壌作りを進めています。柔軟な働き方を促進するために、フレックス勤務のコアタイムを廃止するなど、柔軟性のある労働環境が整えられています。
数値で見る女性活躍推進の実績
コーセーの新卒採用における女性比率は57.4%、グループ内の管理職における女性比率は31.1%、さらには役員に占める女性の割合は37.5%に達しています。これらの数値は、コーセーがどれだけ女性の活躍を重視し、実現に向けて前進しているかを証明するものです。そして、この取り組みが高く評価され、経済産業省と東京証券取引所による「令和5年度なでしこ銘柄」にも選ばれています。
組織全体での多様性の推進
コーセーでは「多様性はイノベーションの源泉である」という考えをもとに、全社員がDE&Iの重要性を理解するための cultivated approach(育成的アプローチ)を導入し、個性豊かな社員が活躍できる環境を整えています。このように、多彩な人材が共に成長し、成果を上げる職場を目指して努力しています。
まとめ
コーセーの「えるぼし認定」三つ星取得は、女性活躍推進における確かな一歩であり、その取り組みや実績は、多くの企業にとって模範となるものでしょう。今後もコーセーは、さらに多様な価値観を尊重し、社会に貢献する企業として指導的役割を果たしていくことが期待されます。