2024年度デミング賞受賞者の発表と授賞式について
2024年度のデミング賞受賞者が、10月1日に開かれたデミング賞委員会によって正式に決定されました。本年度の授賞式は、11月13日に東京・大手町の経団連会館で開催される予定です。授賞式は、17時から行われるほか、授賞式の模様はライブ配信され、全国の皆さまにご覧いただける形式となっています。また、授賞式に併せて、受賞者たちによる受賞報告講演会や祝賀会も実施されます。
受賞者一覧
受賞者は以下の通りです。
デミング賞本賞
株式会社安川電機の代表取締役会長として、数々の業績を残してきた小笠原氏が受賞しました。彼のリーダーシップや経営手腕は高く評価され、業界においても広く知られています。
デミング賞特別功労・実践賞
受賞者は次の通りです(五十音順)。
山梨大学の名誉教授として、日本の工学教育に大きく貢献してきました。
ジャワハルラール・ネルー大学の元教授で、多方面での研究成果があります。
日本科学技術連盟の嘱託として、品質改善の分野で活躍されています。
デミング賞(組織)
受賞した組織は以下の通りです(五十音順)。
- - Tata AutoComp Systems Limited, Composites Division
ニティン・ナーイク氏がビジネスユニットヘッドを務める。
- - Tata Power Delhi Distribution Limited
ガジャナン・カレ氏がCEOを務めています。
- - Tata Ficosa Automotive Systems Private Limited
スレシュナラヤナンS氏がCEOの役職を担っています。
森雅彦社長のもとで、精密加工の技術力を発揮しています。
2024年度日経品質管理文献賞
デミング賞委員会はまた、2024年度の文献賞受賞者も発表しました。受賞作品は以下の通りです。
- - 「実験計画法-過飽和計画の構成とデータ解析-」
著者:山田秀
出版:共立出版株式会社
- - 「実験計画法の活かし方-技術開発事例とその秘訣-」
編著:山田秀、著者:葛谷和義, 久保田享, 澤田昌志, 角谷幹彦, 吉野睦
出版:株式会社サイエンス社
- - 「JSQC選書36統計的工程管理-原点回帰から新機軸へ-」
著者:仁科健、監修:一般社団法人日本品質管理学会
出版:一般財団法人日本規格協会
この授賞式を通じて、多くの方々が受賞者の素晴らしい業績に触れることができる機会となります。受賞者たちの講演や祝賀会を通して、より深く業界の知識を学ぶ機会にもなりますので、興味のある方は是非ご参加を検討してください。詳細はデミング賞委員会の公式ウェブサイトで確認できます。