自治体の悩みを解消する「CityVision」
東京都港区に本社を置く株式会社シナスタジアは、持続可能な都市作りにおける住民説明や合意形成を加速させるための統合業務ツール「CityVision」を提供開始しました。これは、デジタルツイン技術を使った3D都市モデルを活用し、自治体の現場での悩みを解決することを目指しています。実際に、全国の多くの自治体が直面する問題として「データはあるのに現場で活かせていない」という課題があります。これに対し、シナスタジアのCityVisionは、情報を一元化し、日常業務での意思決定を支援するものです。
3D都市モデルの重要性
国土交通省が推進する3D都市モデル「PLATEAU」の整備が進む中、それを元にしたデータの運用環境が不足し、貴重なデータ資産が「眠れる資産」と化している現状があります。特に、歴史的景観の保全が求められる地域では、計画段階での基準をクリアしても、完成後に意図しない景観の変化が生じることが問題視されています。このような感覚的ミスマッチを防ぐために、3D都市モデルを使った視覚化が必要です。
CityVisionの特徴
「CityVision」には、以下のような特長があります。
1.
業務機能の統合 - 自治体業務に必要な機能を一つのツールに集約。これにより、景観検討や都市計画などを一貫して進めやすくなっています。
2.
使いやすい操作性 - 専門知識が必要なく、直感的に操作可能なインターフェースを採用。特別な研修なしで誰でも扱えるため、意思決定の迅速化が図れます。
3.
3D可視化による合意形成 - 建築物や地形をリアルに3D表示し、事前シミュレーションを行うことで、関係者間の情報格差を解消し、納得感のある合意形成が期待できます。
4.
PLATEAUデータの活用 - 既存の3D都市モデルを業務にスムーズに接続し、公共投資の効果を最大化します。
今後の展望
シナスタジアは、CityVisionを単なる3Dビューアではなく、意思決定を支えるインフラとして進化させる考えです。今後は、防災やインフラ維持管理、公共施設の再配置、人流分析などの機能を拡充する予定です。特に、自動運転技術の先進性を活かし、自治体における交通空間の設計支援を行うことで、次世代交通への対応を推進します。
また、民間分野への展開も視野に入れ、高度な空間コンピューティング技術を基に持続可能な地域社会の実現を目指します。シナスタジアは未来の自動運転社会を支えるための基盤構築に貢献していく所存です。
会社情報
シナスタジアは東京大学発の自動運転ベンチャーである株式会社Tier IVのグループ企業として設立され、独自の3D空間処理技術を強みとしています。同社は、データ活用のバリアを下げ、全国の自治体や関連企業に向けて、様々な提案を行っています。
公式ウェブサイトにはより詳細な情報が掲載されています。興味のある方はぜひ訪れてみてください。