菊地裕介リサイタル
2021-12-01 15:00:05
菊地裕介が2年ぶりに開催するオール・ショパン・リサイタルの見どころ
ピアニスト菊地裕介が、待望のオール・ショパン・リサイタルを2021年12月11日、銀座ヤマハホールで開催します。新型コロナウイルスの影響で大型公演が延期されていた中、多くのファンが待ち望んでいたこの本格的なリサイタル。菊地は、学生時代にはコンクール向けでないと言われることも多かったようですが、彼は自身が大切にしてきたショパンの作品を、今こそ情熱をもって届けたいと語っています。特に最近のショパンコンクールでの若手の素晴らしい演奏に触発されたことが、この再始動のきっかけとなったようです。
プログラムの魅力
今回のリサイタルでは、ショパンの名曲が中心に据えられています。プログラムには、バラード第3番や第4番、葬送ソナタ、スケルツォ第3番と第4番、そしてピアノ・ソナタ第3番が含まれ、ショパンの様々な表情と感情が堪能できる内容になっています。菊地は、これらの曲を通じて「私の今のショパンをお届けしたい」という思いを強く抱いています。その言葉からも、演奏にかける意気込みが伝わってきます。
このリサイタルに向け、菊地はこれまでの音楽活動を振り返り、特にベートーヴェンのソロ全曲演奏を終えた後にしばらく演奏活動を控えていたと語っています。しかし、再び舞台に立つことで新たな息吹を感じ、特にショパンの作品に込められた深い感情を伝えるための思いが芽生えています。
デュオリサイタルの開催
続けて、菊地裕介とその妻である加々見茉耶によるデュオリサイタルも注目です。兵庫県姫路市で2021年12月22日、福岡県春日市で12月24日に行われるこの演奏会では、夫婦共演としての温かなハーモニーが魅力です。このリサイタルは、母親のように慕っていた高原典子先生の記憶を大切にし、彼女に捧げるメモリアルコンサートとしての意味が込められています。
プログラムは、ミヨーの「スカラムーシュ」やドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」、サン=サーンスの「死の舞踏」、ラフマニノフの「組曲第2番」など、エネルギッシュな作品が揃っています。音楽を通じて、母の存在を偲びつつ、力強いメッセージを伝えたく思いますと述べている加々見と菊地の言葉が印象的です。
チケット情報
リサイタルのチケットは公式サイトから購入可能です。銀座ヤマハホール開催のオール・ショパン・リサイタルは、全席指定で5,000円、中学生以下無料ご招待という太っ腹な内容で、ファンにも嬉しい情報です。また、デュオリサイタルは自由席での販売があり、それぞれ地域での公演も楽しむことができます。
この冬、菊地裕介が奏でるショパンの音楽に耳を傾け、心温まるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
会社情報
- 会社名
-
株式会社 演
- 住所
- 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-29-12北参道ダイヤモンドパレス212
- 電話番号
-
03-4405-8474