福岡が誇る「TEAM学校プロジェクト」新たな教育共創を目指して

福岡市は、新たな教育共創モデルである「TEAM学校プロジェクト」を始動しました。このプロジェクトは、地域の学校と地元企業が協力して、子どもたちに向けた授業を共に作り上げることを目的としています。

プロジェクトの背景

近年、学校と地域社会の間には、多くの障害が存在していると指摘されています。特に、教育現場では教員が業務に追われ、外部リソースを活用することが難しいという現状があります。しかしながら、地域には教育に貢献したいという意欲を持つ企業がたくさん存在します。このギャップを埋めるため、「TEAM学校プロジェクト」は立ち上がりました。本プロジェクトの狙いは、教師と企業が連携し、地域のリソースを活用した主体的で対話的な学びを実現することです。

プロジェクトの特徴

「TEAM学校プロジェクト」には、いくつかの特徴があります。まず、授業の開発にあたっては、一方的に提供されるのではなく、学校の課題に合わせて柔軟な企画が行われます。次に、教育に関わる全ての人が協力し合わせる“TEAM学校”の実装です。教師や企業、地域住民などがチームとなり協力することで、地域全体で教育を支えます。そして、このプロジェクトは福岡から全国へと展開していくことを目指しています。

プロジェクトの流れ

プロジェクトは2025年12月に授業づくりのワークショップを開催スタートします。このワークショップでは、参加する教師と企業がチームを作り、協力して授業を共創します。その後、2026年1月には福岡市立草ヶ江小学校で公開授業イベントが予定されており、参加者による授業が一般に公開されます。そして、それ以降は地域の学校で授業を展開する予定です。