ケアネットが新たに医薬品情報プラットフォーム「DI Plus」を開始
株式会社ケアネットは、2024年10月から医薬品情報プラットフォームサービス「DI Plus」の運用を開始します。このサービスは、製薬企業の医薬品情報を幅広く網羅し、特に忙しい医師がシームレスに情報にアクセスできることを目的としています。さまざまな医薬品情報が集まっているため、医師は効率的に最新の情報を取得できるメリットがあります。
「DI Plus」の特長と背景
「DI Plus」では、製品基本情報や添付文書、インタビューフォーム、製品説明動画、患者様用資材などに一元的にアクセスできます。特にコロナパンデミック以降、学会や講演会は多くがWeb形式に移行し、オフラインでの情報交換が難しくなっています。そのため、医師はインターネットを用いてむしろ能動的に情報収集を行うようになりました。しかし、製薬企業のMRと医師の直接の交流は減少しており、従来のような情報入手方法が失われつつあります。
医師が必要な情報は、通常は各製薬会社のWebサイトに分散しており、個別にアクセスして情報を探し出さなければなりません。さらには、一部のコンテンツには会員登録やログインが必須であったりと、煩わしさも存在していました。これまでのニーズを踏まえ、ケアネットは医師の利便性を高める新しいソリューションを提供します。
ケアネットの取り組みと医師のニーズ
これまでにもケアネットは、医師に向けた情報提供サービスとして「MR Plus」や「Web講演会」を展開してきました。特に独自調査によると、77.5%の医師が薬剤ごとの情報がまとめられたWebページの利用を希望しています。この結果を受けて、医師が簡単にアクセスできる「DI Plus」を立ち上げることとなりました。
「DI Plus」では、医師が興味のある分野の情報に対しても迅速に誘導が可能で、各製薬企業の医薬品情報サイトとの連携も考慮されています。このようにして、医師は必要な情報を一元的に得ることができるのです。
未来への展望
ケアネットは、「MR Plus」と「DI Plus」を融合させ、医師と製薬企業のニーズにより一層応えるための施策を展開していく予定です。今後も各種機能やサービスの追加を進め、医療情報の質を向上させることを目指しています。
さらに、ケアネットはこの「DI Plus」だけでなく、他の関連サービスの強化も図っており、医師と製薬企業がより良い形で情報交換ができる環境を整えていく所存です。
ケアネットについて
- - 設立: 1996年7月
- - 所在地: 東京都千代田区富士見1-8-19 住友不動産千代田富士見ビル
- - 代表取締役社長: 藤井 勝博
- - 事業内容: 医薬営業支援サービス、医療コンテンツサービスなど。
- - 公式サイト: ケアネット
今後の「DI Plus」の展開に注目が集まります。医療分野における新たな情報収集の形が、忙しい医師たちにどのような変化をもたらすのか、期待が高まります。