映画『十一人の賊軍』衣裳&写真展が日本橋三越本店で開催
映画『十一人の賊軍』が11月1日から全国公開されるのを受けて、その魅力を伝える衣裳&写真展が日本橋三越本店で行われます。この展示は10月30日から11月4日までの間、毎日多くの人々に映画の世界を体験してもらうための機会を提供します。
展示の詳細
展示会の名称は「映画『十一人の賊軍』衣裳&写真展」で、主催はスポーツ報知を発行する報知新聞社です。会場は日本橋三越本店の本館1階中央ホールで行われ、期間中には映画の歴史を振り返る年表パネルや、映画『十一人の賊軍』の衣裳、場面写真のパネル展示がなされます。特にこの映画の衣裳は、物語の重厚な背景を表現しており、訪れる人々にとって見逃せないポイントとなっています。
初日の10月30日には、特別トークショーも計画されており、12:00から尾上右近さん、映画の監督である白石和彌さん、企画・プロデュースを手掛けた紀伊宗之プロデューサーが登壇します。トークショーでは、役作りや撮影中のさまざまなエピソードに関する裏話が語られ、新発田藩の砦シーンの撮影に関する詳細も披露される予定です。このトークショーは、映画の製作に関与した方々による貴重なインサイトを得られるチャンスとなるでしょう。
映画の背景
『十一人の賊軍』は1868年を舞台に、明治維新の激動の中で起きた戊辰戦争を背景にしています。物語は、新発田藩での歴史的な裏切りを元に、11人の罪人たちが「決死隊」として砦を守る様子を描いています。この群像劇の中で、勝利=正義となりがちな時代において、果たして勝つことだけが正義なのかという問いを立てています。
原案を担当した笠原和夫は、物語の結末を巡って当時の東映京都撮影所所長と衝突し、結果として350枚ものシナリオを破り捨てるという過去があります。しかし、現代の東映が抱える社会問題とシンクロしつつあるこの物語は、今もなお多くの人々に感銘を与えており、映画化を果たしたことに喜びを感じています。
出演者とスタッフ
この映画には山田孝之さん、仲野太賀さん、そして尾上右近さんなどの豪華キャストが揃い、監督の白石和彌さんを始めとする一流のスタッフ陣が関わっています。映画の音楽には松隈ケンタさんが手掛けており、視覚と聴覚の両方で観る者を惹きつける作品となっています。
おわりに
日本橋の三越本店で行われるこの展示は、映画をすでに観た方もまだ観る予定の方も、心を打たれる内容で構成されています。特別トークショーも加わり、映画『十一人の賊軍』の魅力を深く味わえる良い機会です。ぜひ足を運んで、映画の世界を肌で感じてみてください。